タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ クロガモ ]

2017/3/28 そろそろお別れ

冬の北海道で忘れられないのは、クロガモの哀愁を帯びた鳴き声である。寒さの中で、初めてクロガモの声を聞いた時、胸の奥深くまで、その声が響き渡っていくようであった。あの光景は、今でも、目に焼き付き、クロガモの声は、耳にも心にも、しっかり刻み込まれている。

波崎や銚子でも、クロガモを見る機会は、今までにあったが、今季は、その機会がなく、先日、ようやく一羽のクロガモを近くで見る機会に恵まれた。その日は、他の鳥との出会いがなく、ことさら印象に残る出会いとなった。そろそろお別れの時期であろうか。