[ ヒクイナの幼鳥 ]
- ヒクイナの幼鳥 Ruddy-breasted Crake
初めてヒクイナに会ったのは、東京都であるが、その後、千葉県や茨城県で何度か出会っている。一番印象に残っているのは、真っ黒な雛をつれた♂と♀の家族に出会った時のことである。田んぼを横切るとき、家族全員、猛ダッシュ。危険と隣り合わせの日々なので、ゆっくりとは、していられないのであろう。
シギチを探しに出かけた時、草陰から突然走り出した鳥がいた。それがヒクイナの幼鳥であった。その走り方の速いこと、速いこと。桐生祥秀選手も顔負けというくらいの速さである。かなり用心深く、ちょっとした気配にも草陰に入ってしまって、近づいてくれることはなかった。
無事に大きくなって赤味を帯びた成鳥の姿を見せて欲しいものである。