タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ セイタカシギ ]

2017/10/10 思い出の蓮田

スラリとした体型、赤くてほっそりとした長い足。蓮田の葉の間から姿を見せてくれたのは、セイタカシギであった。シギ・チとの出会いの少なかった日。9月に入っても、まだ夏の暑さが感じられ、汗をふきふき田んぼや蓮田をまわったあの日のことが懐かしい。

蓮の葉が、青々と茂り、その間から、ひょっこり、可愛い顔を覗かせてくれたのが、セイタカシギだったのである。まだあどけなさの残る顔立ち。何だか、とても愛おしく思われた。たった1羽で、あれからどこに移動したのだろう。