タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ミサゴ ]

2018/3/1 湖畔の出会い

初めてミサゴを見たのは、もうずいぶん前のことである。猛禽のことを全く知らない私は、その鳥の大きさに驚いたものであった。その後、近くの沼のほとりや、シギ・チを探しにたびたび足を運ぶ蓮田周辺、あるいは、大きな川を隔てて飛ぶ姿など、何度もその機会はあった。

しかし、大抵、それは、ミサゴが飛んでいるシーンであったから、近くでとまっている姿をゆっくり見る機会には、恵まれていなかった。湖畔沿いに車を走らせていると、草と草の隙間から、大きな鳥の姿が見えた。一瞬、ドキッとしたが、良く見ればミサゴ。なかなか綺麗な個体である。いくら車からの観察とは言え、かなり近い距離であったから、ドキドキし戸惑った。

そんなこちらの様子には、お構いなしで、ミサゴは、ゆっくりゆったりくつろいでいる。しばらく様子を見ていたが、変化がないので、こちらが根負けし、引き上げた次第である。