寒い季節に、田園地帯で良く出会うのが、猛禽である。それは、チュウヒであったり、ノスリであったり、ハヤブサであったり、時には、ハイイロチュウヒだったりする。一番の多い出会いは、トビなのだが、続いて多いのが、ノスリだろうか。
ノスリは、猛禽にしては、優しい顔立ちで、その顔を見ると、ほっとする。今まで、ノスリは、案外、警戒心が薄いと思っていたのだが、この冬、出会ったノスリは、どの個体も、警戒心が強かった。ほんの少し動いただけで、飛ばれてしまう。この日出会ったノスリも、「アレアレ!」と思う間に飛ばれてしまい、遠ざかっていった。思い出のひとこまである。