タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

2018/4/1 アカゲラ Great Spotted Woodpecker

アカゲラの画像

早いもので、今日は、もう卯月。卯月の語源には、諸説あるが、卯の花が咲く季節なので「卯の花月」あるいは、「う」は、「初」「産」に通じるので、一年の循環の最初を意味するという説もある。いずれにしても、寒さから解放されて、ソメイヨシノをはじめ、花々を楽しむ季節の到来で、嬉しい限りである。

寒い季節に林の中で出会ったアカゲラ。わずかに鳴き声が聞こえていたが、近くの樹間にアカゲラの姿が見えたときは、胸が弾んだ。アカゲラにしてもアオゲラにしても、私は、キツツキ類が大好きである。ほんの短い時間であったが、その出会いに感謝である。

2018/4/2 アリスイ Eurasian Wryneck

アリスイの画像

この鳥が、キツツキの仲間と知ったときは、驚き、半信半疑であったが、よくよく見れば、なるほどと思うところもあり、今では、アカゲラ、アオゲラ、コゲラなどの仲間として、アリスイをイメージすることがある。

谷津田のようになったところで、今まで聞いたことのない不思議な声をだいぶ前に聞いたことがある。その正体が、アリスイであると知って、かなり驚いた。アリスイの声は、モズに似ていると長い間思っていたのだが、その不思議な声は、甲高かったが、可愛い印象であった。

2018/4/3 ノスリ Common Buzzardk

ノスリの画像

寒い季節に、田園地帯で良く出会うのが、猛禽である。それは、チュウヒであったり、ノスリであったり、ハヤブサであったり、時には、ハイイロチュウヒだったりする。一番の多い出会いは、トビなのだが、続いて多いのが、ノスリだろうか。

ノスリは、猛禽にしては、優しい顔立ちで、その顔を見ると、ほっとする。今まで、ノスリは、案外、警戒心が薄いと思っていたのだが、この冬、出会ったノスリは、どの個体も、警戒心が強かった。ほんの少し動いただけで、飛ばれてしまう。この日出会ったノスリも、「アレアレ!」と思う間に飛ばれてしまい、遠ざかっていった。思い出のひとこまである。

2018/4/4 マヒワ Eurasian Siskin

マヒワの画像

林の中から、かすかな声が聞こえて来る。♪チュィン♪チュイン♪目をこらしてみると高い高いところに小さな鳥影。よくよく見ると、どうやらマヒワらしい。数羽の群れで動き回っているようだ。しばらく様子を見ていると、わずかながら、下に降りて来る気配。

枯れた枝が、込み入っていて、撮影は、かなり難しそう。それでも、レンズを向けてみる。やっとファインダーに入った。やはりマヒワで、間違いない。もっと近くで撮影したいのだが、それは、贅沢というものだろう。久しぶりに出会えたマヒワ。鮮やかな黄色が、まぶしかった。

2018/4/5 カンムリワシ Crested Serpent Eagle

カンムリワシの画像

渡りの時季を迎え、南の島々では、色々な鳥たちが立ち寄って賑やかになって来ているだろうか。今から10年前、つまり2008年4月5日に初めて石垣島を訪れた。その後、与那国島に渡るため、半日間の滞在であった。

私が一番会いたかったのは、カンムリワシであったが、まず最初に電柱にとまったカンムリワシを見た時は、大いに感動したものであった。センダンの花咲く木にとまったカンムリワシも見ることが出来た。ムラサキサギ、ズグロミゾゴイ、シロハラクイナ、シマアカモズ、イシガキシジュウカラ、リュウキュウメジロ、リュウキュウヨシゴイなど短時間のうちにスンナリ見られたことが嬉しく懐かしい思い出となっている。川平湾の美しさも忘れがたい。

遠い日の思い出のひとこまである。

2018/4/6 アトリ Brambling

アトリの画像

今シーズン、ヒレンジャク、キレンジャクの飛来の報は、あちこちから聞こえて来て嬉しい限りであった。しかし、アトリは、ほとんどニュースが入って来ない。数年前、福島や栃木方面で、数万羽とも言われるアトリが観察されたという年もあるのだから、年によって、鳥たちの動向は、大いに変わるのであろう。

今季、アトリの飛来が少ないと言われる中、私は、二度、数羽のアトリを見る機会に恵まれた。決して多い数ではないのだが、アトリに出会えたということだけで、ほっとし、嬉しくなってくる。

込み入った枝の中から、やっとマヒワを探し出していたとき、目に入ったのが、アトリであった。 12cmのマヒワに比べ16cmのアトリは、ずっと大きいのだが、鮮やかな黄色のマヒワに目を奪われ、アトリの存在を知るのが、このとき、ずいぶん遅くなってしまった。

思いがけず出会えたアトリに感謝である。

2018/4/7 ツミ Japanese Sparrowhawk

ツミの画像

今年は、例年より、ずいぶん桜の開花が早くて、アッという間に、ハラハラと散り、もう葉桜。寒い間、桜のつぼみが、少しずつ膨らんでいくのを楽しみにしていただけに、ちょっと寂しい気持ちになってしまう。

桜の花の咲く頃に飛来すると教えて頂いたツミが、桜の木にとまったのをずいぶん前に見たことがある。桜の枝は、折りやすく、その枝で、巣作りをするとも教えて頂いたのだが、本当のことは分からない。桜の花の間から、顔を覗かせたツミの姿が、今でも鮮やかに思い出される。春の日の思い出のひとこまである。

2018/4/8 ツバメ Barn Swallow Barn Swallow

ツバメ Barn Swallowの画像

ずっと気になっていた田んぼ。久しぶりに出かけてみると農道には、タンポポがいっぱい。あちこちにタンポポの群落が見られるが、鳥影の何と少ないこと。ヒバリの声は、聞こえても、舞い上がった姿を一度見ただけである。

しかし、ツバメが、1羽飛んでいる姿を見ることが出来た。嬉しい!今季、初認。と思って田んぼを回っていると、何と嬉しいことに、ツバメが、田んぼに舞い降りた。巣材集めのようである。一瞬で飛び立ってしまい、残念と思っていると、今度は、二羽で飛んで来た。今、マイホーム作りの真っ最中のようである。思いがけず嬉しい出会いであった。

2018/4/9 エナガ Long-tailed Tit

サシバの画像

♪ジュリジュリジュリ♪静かな公園をゆっくり歩くと、エナガの声が聞こえて来る。大好きなエナガ。キョロキョロと辺りを見渡し、エナガの姿を追い求める。

相変わらず、忙しい動きのエナガ。この日は、桜の木の間を飛び回っていた。何とか桜がらみで、エナガを撮りたいと思ったが、そう簡単には、撮らせてはくれない。影になったり、顔が見えなかったり。でも、一瞬、桜の花の近くに姿を見せてくれた。 春の日の嬉しい思い出のひとこまである。

2018/4/10 コサギ Little Egret

コサギの画像

ぽかぽかと暖かい春の日差しが降り注ぐ川辺。ところどころにタンポポやカラスノエンドウ、ツクシなどを見かけると嬉しくなってくる。数年前に比べれば、鳥との出会いは、ずいぶん少なくなっているが、それでも、スズメの声やヒヨドリ、ムクドリの声に救われる思いがする。

ふと、以前、この時季にこの川で出会ったコサギのことを思い出した。目先が赤みを帯び、足の指にも赤みが見え始めていた。ずいぶん綺麗なコサギであった。あれは、婚姻色であったのだろうか。また、会いたいものである。

2018/4/11 サシバ Grey-faced Buzzard

サシバの画像

田んぼの畦にタンポポやカラスノエンドウ、タネツケバナ、オオイヌノフグリなどを見かける頃、里山にサシバが、渡って来る。繁殖のために渡って来るサシバの個体数は、結構多いようで、以前は、すんなり見られたのだが、最近は、どうもあまり縁がない。

数年前、お花見がてら、何か鳥との出会いは、ないかしらと車で回っていると、何と目の前に見慣れない猛禽が飛んできて、枯れ枝にとまった。あまりにも近すぎて、どうにもならず、戸惑っていると、すぐに飛び立って、少し離れたところの木にとまった。そのとき、初めてそれがサシバであると分かった。春の日の懐かしい思い出である。

2018/4/12 ツグミ Dusky Thrush

ツグミの画像

久しぶりに訪れた公園は、木々の緑が柔らかく、花壇の花も色とりどりで、何とも心和むものであった。公園の一角には、タンポポがたくさん生えていて、嬉しいことに、そこにツグミが姿を見せてくれた。ツグミの歩く姿は、独特で、遠くからでも、「あれは、ツグミ!」とすぐに分かるが、こんなに近くで、と思うほどにツグミが、ぐんぐん近づいて来てくれた。

ツグミは、秋の終わりごろ飛来し、ずいぶん長い間、滞在している。そろそろ繁殖地に帰る頃だろうか。また、来季、元気な姿を見せて欲しいものである。

2018/4/13 キジ Common Pheasant

キジの画像

大好きな田んぼをゆっくりゆっくり回ってみる。タンポポ、タネツケバナ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどなど、野の花がいっぱい。菜の花が一面に咲いているところもある。しかし、どこの田んぼもカラカラ。これでは、鳥との出会いも難しそう。でも、諦めずに回ってみる。

道路を隔て、2枚目の田んぼにキジの姿を発見。ゆっくりゆっくり歩いている。先回りして、キジが近づいて来るのを待つことにした。こちらの様子には、全く関心がないようで、ぐんぐんぐんぐん近づいて来る。かなり近づいたところで、立ち止まり、しばらく様子を見ているような雰囲気。母衣打ちをしてくれないかなあ。こちらもじっと我慢の姿勢。程なく、♪ケンケーン♪と鳴いて、母衣打ちを見せてくれた。久しぶりに見るキジの美しい姿であった。

2018/4/14 タシギ Common Snipe

タシギの画像

寒い間、何度も出会いの機会のあったタシギ。もう姿が見られないだろうか。淡い期待で、田んぼを回ってみると、何と嬉しいことに1羽のタシギの姿を見ることが出来た。こちらの気配に気がついて、最初は、サササッと草陰に入ってしまったが、しばらく様子を見ていると、わずかに見えるところに出て来てくれた。

このタシギは、寒い頃に出会ったことがあり、三列風切が落ちていたので、羽が、カールをしたようになっていた個体である。今は、すっかり綺麗になって、見違えるようだ。嬉しい再会に感激もひとしおであった。

2018/4/15 コチドリ Little Ringed Plover

コチドリの画像

春の訪れを感じさせてくれる鳥のひとつが、コチドリではないだろうか。ずっと気になっていたが、なかなか田んぼに出かけられず、久しぶりに田んぼに足を運んでみると、嬉しいことに2羽のコチドリの姿を見ることが出来た。かなり遠くにいたコチドリが、ぐんぐんぐんぐん近づいて来た時は、嬉しくて胸が弾んだ。コチドリの歩き方は、独特で、何とも愛らしく、見ていると、心が和んで来る。

2羽が、接近することはなかったが、コチドリの鳴き声も聞くことが出来、遅ればせながら、田んぼの春を満喫することが出来たのである。

2018/4/16 ヒバリ Eurasian Skylark

ヒバリの画像

大好きな田んぼには、何度も何度も足を運ぶ。数年前に比べれば、鳥との出会いは、極端に少なくなり、寂しい限りであるが、それでも、何か出会いはないかと淡い期待で回ってみる。春の田んぼでは、良くヒバリのさえずりを耳にする。そして、時には、揚げひばりを見ることもあり、空を仰いで、嬉しくなってくる。

そのヒバリだが、さえずりは、良く聞こえるのに、なかなか姿が見えない。田んぼを回っているとき、何か2羽の鳥が、草の中に降りた。多分、ヒバリであろうと思ったが、なかなか姿が見えない。わずかな草陰に上手に隠れているようである。やっと1羽のヒバリの姿が目に入った。まるで忍者のようであった。

2018/4/17 ヨーロッパトウネン Little Stint

ヨーロッパトウネンの画像

昨年の12月初旬に飛来が確認されたヨーロッパトウネン。今までは、たくさんのトウネンの中から1羽のヨーロッパトウネンを探し出すのは、とても難しく、私には、到底無理なことであった。ところが、今回は、7羽のヨーロッパトウネンの姿を一度に見ることが出来、なるほどこれが、ヨーロッパトウネンなのかと納得しながら、観察出来たのである。

その7羽の群れが、いつの間にか6羽になってしまい残念だが、嬉しいことに4月の半ばを過ぎてなお滞在中である。換羽も進んで、飛来当初とは、イメージが、ずいぶん違って来ているが、こんなにも長く滞在してくれたヨーロッパトウネンに感謝の気持ちでいっぱいである。もうすぐ旅立ちであろう。無事の旅路を祈るのみである。

2018/4/16 ヒバリ Eurasian Skylark

ヒバリの画像

大好きな田んぼには、何度も何度も足を運ぶ。数年前に比べれば、鳥との出会いは、極端に少なくなり、寂しい限りであるが、それでも、何か出会いはないかと淡い期待で回ってみる。春の田んぼでは、良くヒバリのさえずりを耳にする。そして、時には、揚げひばりを見ることもあり、空を仰いで、嬉しくなってくる。

そのヒバリだが、さえずりは、良く聞こえるのに、なかなか姿が見えない。田んぼを回っているとき、何か2羽の鳥が、草の中に降りた。多分、ヒバリであろうと思ったが、なかなか姿が見えない。わずかな草陰に上手に隠れているようである。やっと1羽のヒバリの姿が目に入った。まるで忍者のようであった。

2018/4/17 ヨーロッパトウネン Little Stint

ヨーロッパトウネンの画像

昨年の12月初旬に飛来が確認されたヨーロッパトウネン。今までは、たくさんのトウネンの中から1羽のヨーロッパトウネンを探し出すのは、とても難しく、私には、到底無理なことであった。ところが、今回は、7羽のヨーロッパトウネンの姿を一度に見ることが出来、なるほどこれが、ヨーロッパトウネンなのかと納得しながら、観察出来たのである。

その7羽の群れが、いつの間にか6羽になってしまい残念だが、嬉しいことに4月の半ばを過ぎてなお滞在中である。換羽も進んで、飛来当初とは、イメージが、ずいぶん違って来ているが、こんなにも長く滞在してくれたヨーロッパトウネンに感謝の気持ちでいっぱいである。もうすぐ旅立ちであろう。無事の旅路を祈るのみである。

2018/4/18 オオハシシギ Long-billed Dowitcher

オオハシシギの画像

久しぶりに出かけた蓮田で、思いがけずオオハシシギ2羽が出迎えてくれた。1羽は、赤みを帯びていて、夏羽への換羽が、かなり進んでいるように見受けられた。オオハシシギは、寒い冬の間、この地で越冬し、3月末頃には、いつも大きな群れを観察することが出来たのだが、今季は、最大16羽を観察したにとどまった。

オオハシシギを初めて見たのは、まだ鳥のことが右も左も分からなかった頃のことで、ましてやシギのことなど、全く分からなかった。しかし、あまりに長い嘴が、印象的で、初めての出会いを鮮明に覚えているのである。懐かしい思い出に浸りながら、久しぶりに出会えたオオハシシギに胸が弾んだひとときであった。

2018/4/19 オジロトウネン Temminck's Stint

オジロトウネンの画像

ヨーロッパトウネンのいる蓮田では、オジロトウネンの姿も見ることが出来た。久しぶりに出会ったヨーロッパトウネン6羽の姿も嬉しかったが、オジロトウネンに会うのも久しぶりで心弾むものであった。2羽のオジロトウネンは、つかず離れず、ちょこちょこと動き回り、何とも愛らしい。コロコロとしたスタイルを見ると頬が緩んでくる。

鳥との距離はあり、時に見失うことも多かったが、あの愛らしい黄色の脚が、目に浮かんでくる。もうしばらく滞在してくれるだろうか。春の蓮田での嬉しい出会いのひとこまである。

2018/4/20 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

春の蓮田は、植え付けの準備が、始まっていた。あちこちに農家の人の姿が見え、忙しそうにしている。農作業のお邪魔にならないように蓮田をいくつか回ってみた。蓮田を通り過ぎようとしたとき、小さな鳥の姿が眼に入った。コチドリかな?と思いながら、バックしてみると、何と嬉しいことにタカブシギであった。

タカブシギは、簡単に会えそうでいて、案外、出会いの機会が少ない。ここでは、3羽のタカブシギの姿を見ることが出来た。タカブシギの羽は、とても地味だが、シックで、大好きである。今では、すぐにタカブシギと分かるが、最初の頃は、タカブシギとクサシギの識別に頭を痛めていた。あの頃が懐かしい。3羽のタカブシギは、ゆったりとしていたので、きっと居心地が良いのであろう。嬉しい出会いであった。

2018/4/21 スズメ Eurasian Tree Sparrow

スズメの画像

田んぼでは、そろそろ田起しが始まった。まもなく水が入り、田植えの準備が始まるだろう。しかし、あちこちの田んぼが、カラカラで、鳥影は、非常に少ない。そのような中、やっと2羽のスズメに出会った。稲穂が揺れる頃には、たくさんのスズメの姿を見かけることがあるので、どこに隠れているのだろうか。

この日出会った2羽のスズメは、あぜ道に生えている草のところに姿を見せ、何やら花を啄むような姿勢を見せてくれた。スズメは、いつ出会っても、ほのぼのと心和むものがあり、癒やされる思いがする。鳥影の少ない中、2羽のスズメとの出会いは、嬉しかった。

2018/4/22 ハクセキレイ White Wagtail

ハクセキレイの画像

田んぼをいくつか回ってみると、地域によって、様々で、すでに田植えが、済んでいるところが、たくさんあり、少々驚いた。自宅から近いところの田んぼでは、田起が始まったものの田植えは、まだまだのようである。

その田んぼで、思いがけずハクセキレイのディスプレイを見ることが出来た。鳥の少ない昨今なので、ハクセキレイを見かけたとき、珍しくレンズを向けてみたのである。すると綺麗に開いた尾羽が見え、近くを見るともう1羽のハクセキレイの姿が眼に入り、大いに慌ててしまったのであった。雄のハクセキレイは、熱心に何度も何度も羽を広げてアピールする。雌は、じっとその様子を観察。

数分後に、事を成就し、雄は、飛び去った。その後を追うように雌も飛び去ったので、その後の様子は、不明である。

2018/4/23 タヒバリ Buff-bellied Pipit

タヒバリの画像

田んぼに、そろそろ水が入り始めたとのことで、出かけてみることにした。確かにいくつかの田んぼに水が入り始めているのだが、だまだ田植えを始められるような状況ではなく、鳥影もない。

がっかりしながらも、さらに範囲を広げて田んぼを回ってみると♪ピピッ♪ピピピピッ♪というかすかな声がして、数羽の小鳥が飛んだ。もしかしてタヒバリかもしれない。そう思いながら、近くの田んぼを良く良く見てみると遠くに鳥影が見える。草と土の塊が遮り、はっきりは見えない。隣の田んぼに移動してみると、綺麗なタヒバリの姿が見えた。しかし、すぐに飛ばれてしまい、その奥の方を丁寧にゆっくり探すとタヒバリの姿を見つけることが出来た。

胸の赤褐色が、印象的なタヒバリ。そろそろ移動の時期なのかもしれない。

2018/4/24 キジ Common Pheasant

キジの画像

春の田んぼで、良く出会うのがキジである。特に雄のキジには良く出会う。多分、色鮮やかな姿が、目につきやすいのであろう。まだ水を入れる前の田んぼは、土の塊ばかりで、そこにキジが姿を見せてもカメラを向ける気にはならないが、野の草と共にであれば話は、別である。

繁殖期の雄の肉垂れは、赤くてずいぶん立派である。羽全体の色も、春の日差しを浴びて、実に美しく輝いて見える。それは、日本の伝統的な織物のように美しい。鳥との出会いの少ない昨今、田んぼで出会うキジは、大変貴重に思えてくる。

2018/4/25 カワラヒワ Oriental Greenfinch

カワラヒワの画像

田起が始まり、水が入り始めた田んぼもある。しかし、田植えまでには、まだまだという感じで、今の時期、田んぼは、実に殺風景である。他の地域では、田植えがずいぶん進んでいたから、収穫の時期も当然、異なってくるのであろう。

田んぼで良く出会うのが、カワラヒワである。♪チュィーン♪と声がして、カワラヒワが飛ぶ。時に数羽だったり、1羽だったりであるが、飛んだ特、カワラヒワは、実に美しい。飛んでいる姿を何とか撮りたいが、なかなか難しい。やせ我慢であるが、乾ききった田んぼに降りたカワラヒワも、なかなか美しく可愛いものである。

2018/4/26 沼のほとり(コブハクチョウ・コチドリ・キジ・モズ)

沼のほとりの画像

久しぶりに沼のほとりに足を運んでみた。この沼では、あちこちで見かけるコブハクチョウだが、2羽が、寄り添うように仲良く並んで、羽繕いをしていた。この2羽は、多分、雄と雌であろう。抱卵している気配は、なかったから、寄り添っているだけなのだろうか。

近くの水の入った田んぼには、1羽のコチドリがいて、軽快な足取りで、歩き回っていた。草陰には、キジの雄の姿があり、実にのどかである。しばらく歩くと、どこからか♪キィーキィーキィー♪と甲高い声が聞こえて来る。こんもりした木々の奥から聞こえて来るようだ。しばらくするとモズが姿を見せた。

2018/4/27 キジ Common Pheasant

キジの画像

春の田んぼでは、キジに良く出会う。しかし、それは、キジの雄であり、雌との出会いは、案外少ない。それは、キジの雄の色彩が鮮やかで目に付きやすいからであろうか。しかし、以前は、雌の姿をよく見かけたから、場所により時期により違うのかもしれない。

そんなことを考えながら、田んぼを回っていると、目の前の草むらにキジの雌が入って行く姿が目に入った。急いでカメラを向けるが、速い、速い。実に速い足取りで、下へ下へと降りて行く。最後は、ピョンと飛んで、乾ききった田んぼに降りた。そして程なく野の花を啄み始めた。久しぶりのキジ雌との出会いであった。

2018/4/28 田んぼの鳥たち(タシギ、ムナグロ、コチドリ)

田んぼの鳥たちの画像

田んぼを回ってみると、いつの間にか水の入った田んぼが増えて、今までのカラカラ状態とは、ずいぶんイメージが変わってきている。水があれば、鳥たちとの出会いも少なからず、期待出来るかもしれない。そんな思いで、いくつかの田んぼを回ってみた。

最初の田んぼでは、♪ジェッ♪という鳴き声を残して1羽のタシギが飛び立った。続いてもう1羽飛び立ったのだが、それもタシギであったと思う。少し離れた田んぼでは、すでに田植えが済んでいるところが、ほとんどであった。しかし、見かけたのは、チュウサギ1羽とアオサギ1羽のみ。遠くのあぜ道をよく見るとムナグロがポツンと1羽佇んでいる。なかなか出会いのなかったムナグロなので、嬉しかった。

次に回ったところでは、コチドリが1羽、ゆったりくつろいでいる。これだけ出会えれば、まずまずかなと気をよくして田んぼを後にした。

2018/4/29 ホオジロ Meadow Bunting

ホオジロの画像

車を降りると良く通るさえずりが聞こえてくる。♪チョッピィ チュチュ チュチュリー♪久しぶりに聞くホオジロの声である。湖岸の木は、青々と茂っていて、遠くからでは、ホオジロの姿を確認することが出来ない。

少しずつ近づいてみると、緑の葉の間に見え隠れするホオジロの姿が見えた。赤褐色のホオジロの姿が、緑の中で、なかなか綺麗である。鳥との出会いの少ない昨今、ホオジロのさえずりを聞き、その姿をゆっくり見ることが出来たのは、心癒やされることであった。

2018/4/30 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

春の田んぼをシギチとの出会いを期待して回るが、数年前の蓮田や田んぼとは、状況が違い、あちこちにネットが張り巡らされ、なかなか厳しい状況である。そのような中で、タカブシギ3羽との出会いは、嬉しかった。

シギチにあまり関心がなかった頃、タカブシギとクサシギの違いが、全く分からなかった。シギチに関心を持つようになって、なぜ、あの頃、タカブシギとクサシギの違いが分からなかったのかと不思議に思う。タカブシギの羽模様は、いつ見ても美しい。地味で目立たないが、改めて惚れ惚れと眺めている。