久しぶりに沼のほとりに足を運んでみた。この沼では、あちこちで見かけるコブハクチョウだが、2羽が、寄り添うように仲良く並んで、羽繕いをしていた。この2羽は、多分、雄と雌であろう。抱卵している気配は、なかったから、寄り添っているだけなのだろうか。
近くの水の入った田んぼには、1羽のコチドリがいて、軽快な足取りで、歩き回っていた。草陰には、キジの雄の姿があり、実にのどかである。しばらく歩くと、どこからか♪キィーキィーキィー♪と甲高い声が聞こえて来る。こんもりした木々の奥から聞こえて来るようだ。しばらくするとモズが姿を見せた。
沼のほとりでは、静かに時間が流れて行く。