木々の緑が、日に日に色濃くなっていく中で、小鳥たちは、どうしているだろうか。時折、シジュウカラの声を耳にするが、案外、姿を見かける機会が少ない。そんな思いで歩みを進めていると植え込みの近くで、小鳥の動く気配がした。
その動きを目で追っていると、2羽のシジュウカラの姿が目に入った。1羽が、虫を口にくわえている。もしや求愛給餌かもしれない。ドキドキしながら、様子を見守ることにした。結果は、何と1羽のシジュウカラが、ムシャムシャとその虫を食べてしまったのである。緑の季節になると思い出す、懐かしいひとこまである。