なかなか出会いの機会に恵まれなかったコチドリの幼鳥だが、一度出会えると、不思議なもので、また違った場所でも出会う機会があった。あの独特のスタイルを思い出すと、今でも笑みがこぼれてくる。
小さな体には、似つかわしくないような長い長い脚。その長い脚で、チョコチョコと足早に動き回る様は、何とも微笑ましくて見ていて飽きることがない。出来れば、もっと小さな巣立ったばかりのような雛に会いたかったが、すでに日数が経っているようで、親鳥は、遠くから見守るだけである。今では、すっかり見違えるような姿になっていることだろう。