夏の暑い日差しの中で、出会ったツミの巣立ち雛。今頃どうしているだろうか。全部で6羽巣立ったと聞いていたが、それぞれ個性があり、顔立ちも違うようである。この2羽は、特に仲が良いようで、一緒にいる姿を見ることが多かった。
近隣の公園で、初めてツミを見た日の印象は、強烈であった。散歩の途中で立ち寄った公園で、オナガの幼鳥を見ていると、声をかけてくださった方がいた。「この木にツミがいますよ。」ツミという名前さえ知らなかった頃のことである。教えて頂いた木を見ると、猛禽独特の姿が、木の間に見えた。街中の公園に猛禽がいる。あのときの驚きと興奮は、今でも心に焼き付いている。
あれから何度ツミに出会ったことだろう。場所も千葉県、埼玉県、東京都など様々である。夏を迎え、ツミに出会うとこの日の感動が鮮やかに思い出される。