初めてコウノトリに出会ったのは、2004年12月末のことである。まだ鳥に関心を持ち始めて日が浅い頃であったので、あの日のことは、鮮明に覚えている。結構、長い間滞在し、行動範囲も広く、記録を取る人は、大変だったようである。
野田市が、生物多様性のシンボルとしてコウノトリの舞う里を目指して江川地区に飼育施設「こうのとりの里」を作ったことは、とても嬉しいことである。そして平成27年度、28年度、29年度、30年度と次々に放鳥されている。しかし、胸の痛む事故もある。今年度放鳥された「だいち」が茨城県で蓮田に張られていたネットに絡まり、亡くなるという悲しい事故があった。
今年度放鳥の「きらら」にたまたま出会う機会があり、どうか逞しくそして末永く生き抜いて欲しいと強く強く思った次第である。