タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ タゲリ ]

2018/11/4 霜月の蓮田の思い出

11月は、霜月と言われるように、時にかなり冷え込む朝もあり、少し早めに田んぼに向かうと青々とした野菜の上に霜が降りて、真っ白になっていることがある。秋の深まりを感じると共に、冬将軍が近づいているのを実感するのである。

11月の田んぼや蓮田では、タゲリとの出会いが楽しみである。あの独特の金属光沢が何とも美しく、歌舞伎役者風の顔立ちも、たなびく冠羽も魅力的で、たくさんのファンがいることと思う。蓮田一面が赤い藻のようなもので埋まっているところに1羽のタゲリが舞い降りた。このような背景での出会いは、初めてであったので、とても印象深く、目に焼き付いているひとこまである。