春の渡りと秋の渡りでは、出会うシギチも違い、羽衣も違っているので、何かと楽しみが多い。最近は、あまり見られなくなったが、収穫の済んだ田んぼや、枯れた葉や茎が残っている蓮田にたくさんのオグロシギが集まって、その姿を楽しむことが出来た。
葉が枯れた蓮田の奥の方から、ごそごそとオグロシギが、数羽、姿を見せてくれた日のことが妙に懐かしい。かなりの数のオグロシギが、飛んだ姿も印象深い。飛翔シーンでは、オグロシギ独特の尾羽の様子が分かり、その美しさにハッとすることもあ る。
秋の深まりの中で出会ったオグロシギ、また、会いたいものである。