秋が深まっていくと、蓮田や田んぼは、ずいぶん殺風景になってしまう。それでも、その光景に心惹かれるのは、シギチとの出会いを少なからず期待しているからであろう。その蓮田で、忘れられない出会いのひとつがアカアシシギである。
いつもは、遠くにいるアカアシシギを何とか撮影したいと、そっとそっと観察したり、じっと我慢したりして撮影するのだが、このときのアカアシシギは、サービス精神旺盛で、グングングングン近づいて来る。もう来ないで!と言いたくなるくらいであった。脚の赤い色も鮮やかで、そのときの色が今でも目に焼き付いている。
また、いつか会いたいものである。