タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ 小春日和の散歩道 ]

2018/11/18 散歩道

あの飛びきりの暑さを感じた夏、その少し前の季節から、関心を持つようになったチョウやトンボや植物。それまで、見過ごしていた自然の美しさ、命の輝き、そしてはかなさなど、ふと気がついて体に熱いものが走ったのである。

いつも、自宅近くの公園で、日光浴や足慣らしをしているが、数ヶ月ぶりに車で近くの田んぼに出掛けてみた。助手席に座って、次々に飛び込んでくる田園風景を眺めていると、力と元気が湧いて来るようであった。鳥との出会いは、ほとんどなかったが、暖かい日差しの中で、チョウが活発に動き、アキアカネの姿もあちこちで見かけ、何とも嬉しくなって来た。

ウラナミシジミ、ヒメアカタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、シータテハ、イチモンジセセリ、キタキチョウ、そしてモンシロチョウは、もう数え切れないほど飛んでいる。野の道で、こんなにたくさんのチョウとの出会い。車から、レンズを向け、久しぶりにシャッターを押す快感。嬉しく胸弾み、心癒やされる小春日和の散歩道であった。