タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ シロハラ ]

2018/12/4 初冬の公園の思い出

馴染みの公園の池にカモたちの姿が、ポツポツ見え始める頃、木々の紅葉は、寂しくなっていく。公園の一角にある柿の木。たわわに実っていたので、ずっと気になっていた。柿の木の近くで、ヤマガラを見かけたことはあったのだが、まだ柿が熟れていなかったようで、ヤマガラは素通りしていった。

その柿の木。仰ぐような位置に熟した実が、たくさん見える。これなら、きっと何か鳥が来るであろう。そう思って、少し様子を見ることにした。それほど待つこともなく、メジロが姿を見せた。メジロの動きが何とも楽しい。その動きに見とれていると、何やら大きな鳥の気配。何とシロハラが姿を見せてくれたのだった。

冬鳥として、シロハラは、あちこちの公園で見かけることが多い。しかし、最近は、出会いの機会が実に少なく寂しい限りである。柿の実を啄むシロハラ。懐かしい思い出のひとこまである。