その声は、決して好きにはなれないが、その姿には心惹かれる鳥がいる。それは、カケスである。鳥に関心を持つようになって、まだ日が浅い頃、近くの公園で出会ったのがカケスである。回りには、どなたもいなくて、じっくり観察することが出来たあの頃が、懐かしい。
カケスは、ドングリを見つけると地面に降りて、その実をくわえ、高い木の上に上がって、啄んでいるようであった。顔は、結構きついのだが、羽の色が美しく一目惚れしてしまった。何回かその公園に通い、その後、別の公園でも数回出会っている。しかし、その後、出会うカケスは、非常に警戒心が強くなかなか思うような撮影は出来ない。
寒さを迎えると思い出すカケスとの出会いである。