タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ミコアイサ ]

2018/12/14 初冬の沼の畔の思い出

湖面は波も立たず、静かに静かに広がっている。沼のほとりをゆっくりゆっくり歩いてみると、岸辺近くから数羽のスズメが飛び立った。頬をなでる風が、冬の到来を感じさせる。左手に広がる葦原の奥から、水鳥が姿を見せた。距離があるが、どうやらミコアイサのようである。

立ち止まって、しばらく様子を見ることにした。2羽のミコアイサの姿が目に入った。嬉しいことに、ぐんぐん近づいて来る気配。ミコアイサの雌である。湖面が、ピーンと絹を張ったようで美しい。その湖面をこちらに向かって進んで来るミコアイサの姿は、一段と美しく見える。

寒さを感じるようになると思い出す沼のほとりのひとこまである。