お誘い頂いて出掛けた高原。思いがけず辺り一面銀世界であった。注意深く歩いても、ズボッズボッと脚が柔らかい雪の中に潜ってしまう。雪国の方には、申し訳ないのだが、雪を見る機会が少ない私にとって銀世界は、憧れのようなものである。
シーンと静まりかえった中をゆっくり少しだけ歩いてみた。もちろん鳥との出会いを期待していたのだが。目の前を小鳥が飛んだ。その小鳥が雪の上に降りたところを見届けて少しずつ近づいて行く。それは、ホオジロだった。少し様子を見ていると枯れ草のようなところにとまった。そっとそっと近づいて何とか撮れたのが、この1枚である。