タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

2019/1/31 オオハシシギ Long-billed Dowitcher

オオハシシギの画像

越冬のシギチとの出会いを期待して、寒い間も田んぼや蓮田に何度も足を運んだ時期があった。空振りに終わることも多いのだが、何か出会いがあると嬉しくなって俄然、力が湧いて来る。

その日思いがけず出会ったのは、オオハシシギであった。普段シギチの姿を見ることのない田んぼであったので、嬉しさは、ひとしおであった。1羽のオオハシシギが、熱心に餌取りをしている。その姿が何とも愛おしく思われた。朝の光が田んぼに降り注ぎオオハシシギの姿をくっきりと浮かび上がらせてくれた。懐かしい思い出のひとこまである。

2019/1/30 ムナグロ Pacific Golden Plover

ムナグロの画像

四季折々、私は、田んぼや蓮田に足を運んで来た。とりわけ出会いを期待しているのが、春の渡り、秋の渡りで飛来するシギ・チである。寒い時期には、数は少ないものの、越冬する個体もいるので、田んぼや蓮田にいつの間にか足が向いていた。

田んぼの一角に何やら動く気配。良く見るとムナグロである。この田んぼで、シギ・チを見かけることは、今までなかったので、少々驚き、また嬉しくなって、しばらく観察を続けた。ムナグロは、1羽だけであったが、どのようにしてこの田んぼにたどり着いたのだろうか。無事に仲間と合流できただろうか。色々な思いが頭の中をよぎっていった。

2019/1/29 ミヤマホオジロ Yellow-throated Bunting

ミヤマホオジロの画像

高い木々が生い茂った公園をひとまわりすると、結構運動になった。足元も決して平坦ではなく、時折、枯れ草が足に絡まることもあった。その公園で、一番多く見かけるのは、カシラダカである。今、カシラダカは、絶滅が心配されるほど数を減らしていると言う。あれほどたくさん姿を見かけたカシラダカが、どうしたことなのだろう。何とも寂しい思いがする。

その公園で、ミヤマホオジロに出会った。ちょこんと姿を見せてくれた、その姿の何と愛らしいことだろう。静かな睦月の公園での思い出のひとこまである。

2019/1/28 ヤマシギ Eurasian Woodcock

ヤマシギの画像

自宅からそう遠くないところに静かな公園がある。自然がたくさん残されていて、さらさらと綺麗な小川も流れている。その公園には、今まで何度足を運んだことだろう。冬には、ルリビタキ、オオアカハラ、トラツグミ、ミヤマホオジロ、ウソなどたくさんの野鳥に出会った。

その公園で、ヤマシギにも出会った。ヤマシギには、何度か出会ったことがあるが、ここでは、すぐ目の前に姿を見せてくれた。あまりに近すぎて、こちらの姿を隠しようがない。警戒心が強いと思っていたが、この個体は、ゆったりとしていて、こちらの気配には、お構いなし。思い切り羽を伸ばして、リラックスしている様子。少々光線が悪かったが、贅沢は言えない感謝の出会いであった。

2019/1/27 スズメ Eurasian Tree Sparrow

スズメの画像

辺り一面ベージュ色に染まった冬枯れの田んぼは、心落ち着き、私は大好きである。四季を問わず、田んぼに足を運んで来たが、一見、殺風景に見える冬の田園風景を特に好んで足を運んだように思う。

冬に限らず、田んぼで一番出会いの多い鳥は、スズメだろうか。以前は、群れでずいぶん見かけたが、最近は、群れでスズメを見かける機会が少なくなったように思う。

時には、1羽で見かけるときもあり、愛おしさが、一層増すように思う。この日も、たった1羽で姿を見せてくれたスズメ。ちょこんと枯れ草の天辺にとまった姿が、何とも嬉しくて、またまたレンズを向けた次第である。

2019/1/26 ルリビタキ Red-flanked Bluetail

ルリビタキの画像

広い公園の一角には、梅林があった。寒さの中で、静かに花開く梅の花。その開花を待ちわびるように姿を見せたのが、ルリビタキである。寒い季節には、是非会いたい鳥である。その鳥の瑠璃色の濃さで、何年目のルリビタキか分かるという。色が濃いほど、ベテランのルリビタキということになるようだ。

いずれにしても、瑠璃色は、魅力的である。思うような梅の枝には、なかなかとまってくれないが、しばらく待つと、何とか枝のかからないところに姿を見せてくれた。公園の梅林では、梅が花開いている頃だろうか。懐かしい思い出のひとこまである。

2019/1/25 ウスハイイロチュウヒ Pallid Harrier

ウスハイイロチュウヒの画像

辺り一面ベージュ色に染まった田んぼの光景は、心落ち着き、私は大好きである。今では、ずいぶん少なくなってしまったが、たくさんのカワラヒワが舞い、スズメが群れをなして、冬枯れの田んぼの光景は、何とものどかであった。

その鳥を初めて見たのは、前年の12月の初めの頃、カワラヒワの群れの中に飛び込んできた猛禽がいた。その後、しばかく見かけることはなかったが、10年前の1月25日。田んぼにちょこんと降りている猛禽の姿を発見した。それがウスハイイロチュウヒであるとは、そのとき知らなかった。それから1ヶ月後、田んぼは、大騒動になってしまった。

懐かしい思い出のひとこまである。

2019/1/24 ハジロコチドリ Common Ringed Plover

ハジロコチドリの画像

辺り一面ベージュ色の世界。四季折々、大好きな田んぼに足繁く通って来たが、その中で冬枯れの田んぼは、何故か心惹かれるものがある。最近の田んぼは、砂漠のような水気の全くない景色が続き、がっかりすることが多いのだが、2~3年前までは、それほどひどくなかったように思う。

冬の田んぼで、期待しているのは、越冬のシギ・チである。その日、思いがけず足に赤みのある鳥に目がとまった。どうやらハジロコチドリのようである。その前年にも出会っていたので、嬉しさは、また格別であった。「再会」そんな言葉が、脳裏をよぎる。どろどろの田んぼであったが、ハジロコチドリとの嬉しい出会いの瞬間であった。

2019/1/23 ツルシギ Spotted Redshank

ツルシギの画像

久しぶりに沼のほとりをゆっくりゆっくり歩いてみる。暑い頃には、蓮の葉が生い茂り、ところどころにピンクの蓮の花が見られるが、今は、すっかり見通しが良くなり、対岸の建物や沼を横切る橋が見える。

手前の方で、ゆったり泳いでいるのは、コガモ。ゆったりのんびり泳いでいる。オオバンの姿もちらほら。ここの主役は、どうやらコブハクチョウのようで、たくさん見られる。ふと気がつくとこちらに向かって沼の中を歩いて来るシギがいる。嬉しいことに、それはツルシギであった。

少しの間、観察していると、水浴びをしたり、活きの良い魚をとったり、色々なシーンを見せてくれた。久しぶりの嬉しいツルシギとの出会いであった。

2019/1/22 ルリビタキ・ヤマガラ Red-flanked Bluetail & Varied Tit

ルリビタキ・ヤマガラの画像

広々とした公園をゆっくりゆっくり歩く。出会いたいのは、ルリビタキ。どこに姿を見せるか分からないが、毎年、必ず姿を見せてくれるはずである。その出会いを信じてゆっくりゆっくり歩く。

公園の一角に小さな水たまりがある。手前の草が視界をふさいで、良く見えないのだが、何か鳥が飛んだような気がした。今、飛んだのは、多分メジロであろう。

じっと様子を見ているとルリビタキが姿を見せた。そしてバシャ・バシャと勢いよく水浴びを始めた。ルリビタキが去った後には、ヤマガラが登場。小さな小さな水場は、大賑わい。睦月の公園の思い出である。

2019/1/21 ハマシギ Dunlin

ハマシギの画像

田んぼの光景は、四季を問わず心和み心安らぐものがあり、私は好んで田んぼに足を運んで来た。冬枯れの田んぼは、一見、とても殺風景である意味では、寂しいものがあるのだが、私は、その光景に心惹かれるものを感じている。

一番期待しているのは、大好きなシギたちとの出会いである。たとえ、それが空振りであったにしても、またいつの間にか足を運んでいる。

その田んぼで、ハマシギの群れに出会った。今は、なかなか見られなくなった大きな群れである。そのハマシギが一斉に飛び立つ様は、何とも美しく目を見はるものがある。懐かしい思い出のひとこまである。

2019/1/20 カイツブリとハジロカイツブリ Little Grebe & Black-necked Grebe

カイツブリとハジロカイツブリの画像

カイツブリの幼鳥は、実に元気が良く、わんぱく盛りのようであった。同じく湖面に姿を見せたハジロカイツブリに向かって抗議の姿勢をとったのである。怖い物知らず。まだ世間のことを知らない幼鳥だからこそ出来ることなのだろう。

あの日の光景を思い出すと思わず笑みがこぼれてくる。あのような光景に出会うことは、もうないかもしれないと思いつつ、この原稿を書いている。沼のほとりは、実に静かであった。

2019/1/19 カイツブリ Little Grebe

カイツブリの画像

静かな静かな沼のほとり。風もなく、やわらかな冬の日差しが、何とも嬉しい。ぷっかりと湖面に姿を見せたのは、カイツブリ。何と驚いたことにカイツブリの幼鳥である。この寒い季節にと改めて驚く。

そのカイツブリが、スイスイと親子で並んで泳ぐ様は、ほのぼのと心安らぎ嬉しくなってくる。寒さをすっかり忘れて沼の畔の光景をゆっくり楽しむことが出来た。あの日のカイツブリ親子の姿が、目に浮かんで来る。

2019/1/18 ニシオジロビタキ Red-breasted Flycatcher

ニシオジロビタキの画像

春には、ソメイヨシノや八重桜。秋には、紅葉が辺りを彩り華やかな公園だが、寒い季節は、実にひっそりとしてしまう。静かな静かな公園をゆっくりひとまわり。数人のカメラマンの姿を見かけたので、近づいてみると忙しく飛び回る鳥がいる。

小さな鳥は、どうやらオジロビタキのようである。ゆっくり動きを観察してみることにした。どうやら定位置があるらしい。その動きは、見ていて飽きないが、いざ写真を撮るとなると、案外難しい。光線を考えて、まずまずの位置を選んでみた。良く見るとニシオジロビタキのようであった。懐かしい思い出のひとこまである。

2019/1/17 ベニマシコ Long-tailed Rosefinch

ベニマシコの画像

♫フィッフィホ♫フィッフイホ♫どこからか懐かしい声が聞こえて来る。真っ赤な姿のベニマシコを思い浮かべながら、辺りをキョロキョロと探す。そのシーズンには、是非、会いたいと願う鳥、それはベニマシコなのである。

遠くにちらちら動く鳥影が見えたが、枯れ草が、込み入っていて、それが、ベニマシコと分かるまでに少し時間を要した。もう少し近づいて欲しいと念じていると、何と願いは、叶うものである。ベニマシコが、すっきりしたところに姿を見せてくれたのである。込み入ったところで、お手上げであったベニマシコ。この紅色は、何とも美しい。是非、また会いたいものである。

2019/1/16 タゲリ Northern Lapwing

タゲリの画像

枯れた二番穂が、あちこちに見受けられ何とも寂しい光景だが、冬の柔らかな日差しを受けると日本画の色彩に包まれたようで嬉しくなってくる。寒さの中で、緑の草地は、望むべくもないと思っていたが、あちこちの田んぼを回っていると1箇所、緑の草地があった。青々とした草地が広がって、季節を間違えたかと思ったほどである。

その草地に数羽のタゲリの姿を見つけた時は、嬉しかった。何か美味しいものがあるのだろうか。数羽のタゲリが、ゆったりと歩く様子が、何とも微笑ましく思われた。田んぼの貴婦人とも言われるタゲリだが、やはり何度会っても美しい。是非、また、ゆっくり会いたいものである。

2019/1/15 オオマシコ Pallas’s Rosefinch

オオマシコの画像

寒さを迎えると思い出す小鳥がいる。薔薇色の美しいオオマシコである。今までに何度かオオマシコに出会っているが、何度会ってもその美しさには、心奪われてしまう。雄の薔薇色に比べて、雌は、シックな色合いになるが、それがまた魅力的で、美しい。

公園の梅林には、ルリビタキ、ジョウビタキの姿があった。遠くから♫フィッフィッ♫という声が聞こえてきたから、ウソもいたのであろう。その梅林にオオマシコが姿を見せてくれた。枝がかぶって、なかなか良い位置には、とまってくれなかったが、何とか枝止まりの記念写真を撮ることが出来た。

寒さを迎えると思い出す公園での出会いのひとこまである。

2019/1/14 アオバト White-bellied Green Pigeon

アオバトの画像

寒さを迎えると思い出す公園でのひとこまがある。大磯の海岸でしか見たことがなかったアオバトが、公園で見られると言う。なかなか姿を見るのは、難しいと思いつつも出掛けてみると、林の中のドングリを採りにアオバトが姿を見せてくれた。海岸で見るアオバトとは、また違った美しさがあり、ドキドキしながらレンズを向けたことをはっきり覚えている。

木にもとまってくれたのだが、光線が悪く写真は難しかった。アオバトのあの色は、何とも不思議で魅力的である。その後、アオバトには、何回か出会いの機会はあったが、この日の出会いは、鮮やかに目に焼き付いている。

2019/1/13 ハシビロガモ Northern Shoveler

ハシビロガモの画像

鳥に関心を持つようになったのは、手賀沼のほとりで出会ったコブハクチョウがきっかけである。あの頃、冬になると手賀沼には、たくさんのハシビロガモの姿が見られた。数羽のハシビロガモが円陣を作りぐるぐる回っている姿を見るのは、何とも楽しかった。しかし、最近では、ハシビロガモのそのような光景を見ることは、ほとんどないように思う。

冬の柔らかい日差しが降り注ぐ公園の池に数羽のハシビロガモが泳いでいる。その中の数羽が、円陣を作ってぐるぐる回り始めた。久しぶりに見る光景は、とても楽しくて思わずレンズを向けたが、もっともっと大きな円陣を作っているのを何度も見ているのに、写真を撮らなかったことが悔やまれる。鳥との出会いは、大切にしたいものである。

2019/1/12 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

大好きな田んぼには、四季を問わず何度も何度も足を運んで来た。春の渡り、秋の渡りの時に立ち寄るシギ・チとの出会いを期待して、そのシーズンには、頻繁に足を運ぶ。しかし、ほとんど出会いが期待出来ない冬場でも、いつの間にか田んぼに足を向けている。それは、田んぼの光景を見るとほっとして心安らぐからである。

冬の日差しが降り注ぐ田んぼに子どもの頃アカマンマと言ってままごとに使っていた野草を見つけた時は、嬉しくなった。さらに嬉しいことに、そこにタカブシギが姿を見せてくれたのである。タカブシギは、通年見られるが、やはり冬場は、出会いの機会がめっきり少なくなる。冬の日の田んぼでの懐かしい出会いのひとこまである。

2019/1/11 マヒワ Eurasian Siskin

マヒワの画像

寒さが本格的になる頃、公園の木々は、かなり葉を落として寂しい光景になる。それでも褐色に色づいた葉を残しているところもあり、ほっとして心安らぐひとときを過ごすことが出来るのである。地面に落ちた枯れ葉の形は、様々で、それを見るのもまた楽しい。その落ち葉を踏みしめながら静かな公園を歩く。

茶褐色の葉が、わずかに残ったところにマヒワが姿を見せてくれた。冬の柔らかい日差しが降り注ぐ静かな静かな公園での出会い。散歩の人の姿もなくマヒワとの出会いを独り占め出来た日。あの日のような出会いが、またあったらと願っている。睦月の公園での思い出のひとこまである。

2019/1/10 カシラダカ Rustic Bunting

カシラダカの画像

今季、冬鳥の飛来が少ないと聞く。到着が遅れているだけなら良いのだが、例年、たくさん見られているツグミがあまりにも少ないらしい。カシラダカは、公園でも田んぼでも川沿いの道でも里山でも林の中でも至る所で出会いがあったのだが、かなり数が減少し絶滅を心配する声もあがっているほどである。

これは、一昨年出会ったカシラダカで、このとき、回りには数羽のカシラダカの姿が見られた。いつも良く足を運ぶ公園では、数年前まで、木道を歩くと草むらからカシラダカが、必ずと言っていいほど飛び立つ姿が見られた。冬の田んぼでもカシラダカとの出会いは、とても多かった。何故、カシラダカが数を減らしてしまったのだろうか。冬鳥の飛来が少ないのも気になるところである。

2019/1/9 アオシギ Solitary Snipe

アオシギの画像

広々とした公園に広がる林の中に小さな流れがあり、寒い季節を迎えるとその林に姿を見せてくれる鳥がいるという。その鳥の名は、アオシギ。初めてその鳥の名前を耳にしたのは、鳥に関心を持つようになってまだ日が浅い頃のことである。奥日光に行くと見られるとも教えて頂いた。早速、奥日光に出向いたものの、そう簡単に出会えるはずもなく、何度も何度も空振りばかり。

そのアオシギに思いがけず出会う機会が巡って来た。枯れ葉がたくさん積もっている中に姿を見せてくれたアオシギ。距離はあるものの、その動きがはっきり見える。初めての出会いは、ことのほか嬉しい。懐かしいアオシギとの出会いのひとこまである。

2019/1/8 オオハシシギ Long-billed Dowitcher

オオハシシギの画像

田んぼや蓮田に飛来するシギ・チには、大いに関心があり、四季を通じて何度も何度も足を運んで来た。寒い冬の間は、当然ながら出会いは、少なく限られたものになってくるが、それでも足を運んで来た。越冬組のオオハシシギに出会うことが一番多かったように思う。その中で、忘れられないのがフラッグ付きのオオハシシギに出会ったことである。

出会ったには、2016年1月8日。ちょうど3年前のことである。早速、山階鳥類研究所に報告させて頂いたところ、次のようなお返事を頂いた。この個体は、前年の2015年11月7日に宮城県亘理郡亘理町鳥の海で性不明・幼鳥として放鳥されたとのこと。2ヶ月後に出会ったことになる。移動距離は、235km。

フラッグ付きのオオハシシギには、一度も出会ったことがなかっただけに嬉しく心に残る思い出となっている。

2019/1/7 ホオジロ Meadow Bunting

ホオジロの画像

お誘い頂いて出掛けた高原。思いがけず辺り一面銀世界であった。注意深く歩いても、ズボッズボッと脚が柔らかい雪の中に潜ってしまう。雪国の方には、申し訳ないのだが、雪を見る機会が少ない私にとって銀世界は、憧れのようなものである。

シーンと静まりかえった中をゆっくり少しだけ歩いてみた。もちろん鳥との出会いを期待していたのだが。目の前を小鳥が飛んだ。その小鳥が雪の上に降りたところを見届けて少しずつ近づいて行く。それは、ホオジロだった。少し様子を見ていると枯れ草のようなところにとまった。そっとそっと近づいて何とか撮れたのが、この1枚である。

2019/1/6 アラナミキンクロ Surf Scoter

アラナミキンクロの画像

海水浴で賑わう夏の海辺は好きになれないが、人気の少なくなった海辺には、心惹かれるものがあり、何度か足を運んできた。後から後から寄せては返す波打ち際に佇んでいると遠くの波打ち際に、ミユビシギが、小走りに動きまわっている姿が見える。

その海辺に、珍しい鳥が姿を見せているという。その鳥の名前は、アラナミキンクロ。そのとき、初めて聞く名前であった。前方を見ると水鳥の姿が見えるが、それが一体何者なのかさえ分からない。1羽ならともかく、数羽泳いでいる中から、初めてのアラナミキンクロを探しだすのは、当時の私には、困難を極めた。距離があると識別は、かなり難しい。近づくのを待つことにした。

しばらく待って近づいて来たのは、何とも不思議な容貌の鳥であった。寒さの中で出 会ったアラナミキンクロ。忘れられない冬の海辺の思い出である。

2019/1/5 ハイイロチュウヒ Hen Harrier

ハイイロチュウヒの画像

寒さが増す頃、田んぼの光景は、渋い茶系の色で覆われ、水墨画のような色調になる。最近の田んぼは、あまりにも整地され、変化のない光景になってしまったが、以前は、あちこちに枯れ草が見られ、藁ぼっちなども見ることが出来たので、私は、冬枯れの田んぼが大好きであった。

大好きな田んぼには、四季を通して足を運んで来たが、その田んぼで、今では見る機会の少なくなったハイイロチュウヒの出会いもあった。特にハイイロチュウヒ雌には、何回か出会っていて、すぐ近くで、観察出来たこともある。雄とは、また違った美しさがあり、なかなか魅力的である。

冬枯れの田んぼを見ると思い出す懐かしいひとこまである。

2019/1/4 ヤマシギ Eurasian Woodcock

ヤマシギの画像

その鳥の名前は、ヤマシギ。初めてその姿を見たときは、何と太った体型なのだろうとの感想を持った。最近は、出会う機会がなくなってしまったが、今までに4箇所の公園でヤマシギに出会ったことがある。

眼が、上部後方に位置するので、ほぼ360度見渡すことが出来ると聞いたことがある。林の中の落ち葉を突きながらゆっくりゆっくり歩みを進める姿は、何とものどかであるが、かなり距離を保たないと観察は難しい。

寒い季節を迎えると思い出す公園でのひとこまである。

2019/1/3 ハヤブサ Peregrine Falcon

ハヤブサの画像

私は、田んぼの光景が大好きで四季を問わず、何度も何度も足を運んで来た。もちろん鳥たちとの出会いを期待しているのだが、たとえ鳥との出会いがなくても、田んぼの光景を眺めると心安らぎ、明日への力が湧いて来るので、いつの間にか田んぼに足が向いているのであった。

春の渡りや秋の渡りの頃は、シギチとの出会いに胸躍らせるのだが、冬枯れの田んぼでは、オオジュリンやカシラダカ、ホオジロ、カワラヒワなどとの出会いが主であった。その小鳥を狙う猛禽の姿も時には見かけることがある。前方の畦に鳥影を見たとき、思わずレンズを向けたが、それがハヤブサであると分かったときは、少々緊張したものである。

冬枯れの田んぼでの思い出である。

2019/1/2 ハイイロチュウヒ Hen Harrier

ハイイロチュウヒの画像

晩秋から初冬にかけて、田んぼの光景は、日々渋い色調に変化していく。さらに寒さが増す頃、田んぼは、ベージュ色に染まっていく。二番穂の緑も、見ることはほとんどない。それでも、時折、生き生きとした緑の草地を見かけることがあり、ハッとして足をとめる。この時季に、もう春の準備なのだろうか。

枯れた草の広がる田んぼに、ハイイロチュウヒの姿があった。飛び物苦手の私には、荷が重いのだが、出会う機会が少なく、滅多にないチャンスと思い、レンズを向けることにした。全く予測のつかない飛び方をするので、撮影は、困難を極めた。それでも、何とかハイイロチュウヒ雄と分かる写真が撮れ、大満足である。

冬枯れの田んぼを見ると思い出す、懐かしいひとこまである。

2019/1/1 新年のご挨拶

新年のご挨拶の画像

新しい年を迎え、静かに2018年を振り返ってみますと、色々な鳥たちとの出会いが思い出されます。特に心に残るのは、大好きな田んぼや蓮田で出会ったシギたちの姿です。若々しい緑が綺麗な蓮田では、真っ赤なサルハマシギの姿を見ることが出来ました。長い間、会いたい会いたいと願っていた夏羽のサルハマシギを目の前にして胸弾む思いが致しました。越冬していたヨーロッパトウネンには、何度も出会う機会があり、間近に見られたことが何より嬉しいことです。

今年も思い出に残る鳥たちとの出会いを願っております。皆様方のお力添えを頂きながら、ほのぼのとした雰囲気のHP「九羽の白鳥」の更新が続けられるよう健康に留意しながら努力して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。