広々とした公園に広がる林の中に小さな流れがあり、寒い季節を迎えるとその林に姿を見せてくれる鳥がいるという。その鳥の名は、アオシギ。初めてその鳥の名前を耳にしたのは、鳥に関心を持つようになってまだ日が浅い頃のことである。奥日光に行くと見られるとも教えて頂いた。早速、奥日光に出向いたものの、そう簡単に出会えるはずもなく、何度も何度も空振りばかり。
そのアオシギに思いがけず出会う機会が巡って来た。枯れ葉がたくさん積もっている中に姿を見せてくれたアオシギ。距離はあるものの、その動きがはっきり見える。初めての出会いは、ことのほか嬉しい。懐かしいアオシギとの出会いのひとこまである。