寒さが本格的になる頃、公園の木々は、かなり葉を落として寂しい光景になる。それでも褐色に色づいた葉を残しているところもあり、ほっとして心安らぐひとときを過ごすことが出来るのである。地面に落ちた枯れ葉の形は、様々で、それを見るのもまた楽しい。その落ち葉を踏みしめながら静かな公園を歩く。
茶褐色の葉が、わずかに残ったところにマヒワが姿を見せてくれた。冬の柔らかい日差しが降り注ぐ静かな静かな公園での出会い。散歩の人の姿もなくマヒワとの出会いを独り占め出来た日。あの日のような出会いが、またあったらと願っている。睦月の公園での思い出のひとこまである。