2019/1/20 冬の日の沼の畔の思い出 カイツブリの幼鳥は、実に元気が良く、わんぱく盛りのようであった。同じく湖面に姿を見せたハジロカイツブリに向かって抗議の姿勢をとったのである。怖い物知らず。まだ世間のことを知らない幼鳥だからこそ出来ることなのだろう。 あの日の光景を思い出すと思わず笑みがこぼれてくる。あのような光景に出会うことは、もうないかもしれないと思いつつ、この原稿を書いている。沼のほとりは、実に静かであった。