タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ハジロコチドリ ]

2019/1/24 冬枯れの田んぼの思い出

辺り一面ベージュ色の世界。四季折々、大好きな田んぼに足繁く通って来たが、その中で冬枯れの田んぼは、何故か心惹かれるものがある。最近の田んぼは、砂漠のような水気の全くない景色が続き、がっかりすることが多いのだが、2~3年前までは、それほどひどくなかったように思う。

冬の田んぼで、期待しているのは、越冬のシギ・チである。その日、思いがけず足に赤みのある鳥に目がとまった。どうやらハジロコチドリのようである。その前年にも出会っていたので、嬉しさは、また格別であった。「再会」そんな言葉が、脳裏をよぎる。どろどろの田んぼであったが、ハジロコチドリとの嬉しい出会いの瞬間であった。