春を迎えると思い出す出会いのひとつが、マヒワとの出会いである。自宅から歩いて数分。目と鼻の先という言葉があるが、まさにその言葉通りの場所。木の名前が分らないのだが、ふさふさの花が咲いていた。小さな声を聞いたような気がして、大きな木を見上げると小さな鳥が動いている。良く見るとマヒワである。嬉しくなって、カメラを取りに自宅に戻った。
あのとき、マヒワが何羽いたのだろうか。少なくとも6~7羽は、いたように思う。アトリの姿も見かけたのだが、マヒワばかり撮っていた。あのときの木は、まだ健在だが、その後、マヒワの姿を見かける機会は皆無である。