気になりながら、なかなか足を運べなかった蓮田。暖かい日を選んで出掛けたつもりであったが、風の冷たさに思わずジャケットの襟を立てた。
以前は、春のお彼岸の頃には、ツルシギが姿を見せ、連休の頃まで滞在し、真っ黒な夏羽を見せてくれたものであったが、今では、シギの姿を探すのが、なかなか大変である。
期待をしないで回り始めた蓮田であったが、何やらシギの姿が目に入った。どうやらタカブシギが10数羽いるようである。じっくり見てみると、1羽のエリマキシギの姿が目に飛び込んできた。何とも嬉しい。寒い間には、全く会えなかったエリマキシギ。久しぶりの出会いに胸弾む思いがした。