吹く風が心地よい季節。大好きな田んぼへ時折、足を運ぶ。一見、何の変化もないように見えるが、一日一日、田んぼの見せる表情は変わっている。小さな野辺の花が咲きそろったり、オオヨシキリの声が、一層賑やかになったり。田んぼの早苗は、ゆっくりゆっくり伸びていく。
その田んぼで、モズを見かけた。1本の木にとまり、ジャンプして虫を捕っている。渡りの途中、公園に立ち寄ったヒタキ類が見せる行動に似ていて不思議な感じがした。しばらくこの場を訪ねていないので、すでに葉は、大きくなっていることだろう。皐月のたんぼのひとこまである。