梅雨の頃、短い期間に限って姿が見られるというゼフィルス。当地では、見られる種は、ごく少数であるが、それでも出来るだけたくさんのゼフィルスに会いたい。その思いが通じたのだろうか。羽化不全のアカシジミをはじめ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミなどにも出会えた。
アカシジミは、羽化不全とのことで、胸傷む思いがしたので、翅の傷んでいない個体に会いたいというのが希望であった。栗の花が、まだ甘い香りを放っている里山に出かけて見ると、嬉しいことに綺麗なアカシジミが迎えてくれたのである。光が適度にあたって、その美しさは、何とも言葉が出ないほどである。
ゼフィルス。何とも魅力的な言葉である。