いつものように野の草を愛でながら、ゆっくり歩いていると黒いチョウが飛んだ。一瞬、真っ黒に見えたが、黒いアゲハとは違う。どうやら初めて出会うチョウのようである。そのチョウは、草むらの中に入ってしまい、しばらく待つとヒラヒラと舞い、また草むらの中に姿を消してしまう。
しばらくすると草の陰の見える位置にとまってくれた。とにかく写真を撮ろうとひざまずいて何とか撮影。裏翅は撮れたがなかなか開翅してくれない。一瞬開くと、星のような小さな斑が、青く光って見える。何とも神秘的なチョウである。
帰宅後、図鑑で調べてみるとジャノメチョウとのこと。もちろん初めての出会いであった。翌日、再訪し、今度は、ネジバナやアザミにとまったところを撮影することが出来た。