ここ数年、秋の渡りのシギチとの出会いが少なくなっていたが、今季は、順調で嬉しい限りである。その中で、タカブシギは、各地で姿を見る機会が少なくなったと心配の声があがっているが、茨城県南部では、順調に観察することが出来ている。
ただタカブシギは、かなり警戒心が強く、蓮田地帯をゆっくり歩いても蓮田に近づく前にこちらの気配を察して飛び立ってしまう。そのような中で、この日は、嬉しい出会いがあった。ひとつの蓮田にたくさんのタカブシギが集まっていて、とても賑やかな雰囲気。全部で20数羽いただろうか。車からの観察なので、警戒心も薄い。その中の1羽が伸びを始めた。その羽の何と美しいことだろう。今まで見たことのない美しい姿であった。