[ アカショウビン ]
- アカショウビン Ruddy Kingfisher
野鳥に関心を持つようになるまで、アカショウビンという名前すら知らなかった。初めてアカショウビンに出会ったのは、高原のブナの林。♫キョロロロー♫という澄んだ声がブナ林に響き渡ったとき、何と神秘的な声だろうと身が震える思いがしたのを鮮明に覚えている。
アカショウビンには、何度か出会っているが、一番近くでその姿を見ることが出来たのは、この写真を撮ったときのことである。背後から♫キョロロロー♫の声がして、目の前の木にとまった。足は、ガクガク。胸は、ドキドキであった。火の鳥アカショウビンと言われるが、まさにその印象を濃くした出来事であった。