2019/12/ 1 スズメ Eurasian Tree Sparrow
静かな湖畔をゆっくりゆっくり回ってみる。どこへ行っても鳥との出会いが少なくなっているようだが、静かな湖畔は、心癒やされるものがあり、時折、足を運んでいる。
小さな木立のところに何やら鳥の気配。どうやらスズメのようである。スズメは、注意深く接近しないと警戒心が強いので、すぐに飛ばれてしまう。ガサゴソの草むらに隠れてしまったが、しばらく様子を見ることにした。待つことしばし。スズメが数羽姿を見せてくれた。
スズメは、何度出会っても嬉しいものである。
2019/12/ 2 ヤマガラ Varied Tit
自宅のベランダから鳥見が出来るのは、何とも有り難い。目の前の植え込みをばっさり切られてしまったが、それでも時折、メジロやヤマガラ、コゲラなどが姿を見せてくれるのは、何とも嬉しい。
エゴノキの実は、すっかりなくなったと思っていたが、どうやら地上にたくさん落ちているらしい。すっかり見通しの良くなったエゴノキにヤマガラが時折、姿を見せるのを不思議に思っていたのだが、謎が解けた。コンコン、コンコン。木の実を打ち付けるような音に気が付いて、ベランダに出てみるとヤマガラが姿を見せてくれていた。
2019/12/ 3 ヒドリガモ Eurasian Wigeon
♫ピューン ピューン♫ ♫グワッ グワッ♫いつもは静かな湖畔だが、賑やかな声が聞こえて来る。ヒドリガモがたくさん飛来したようだ。寒さがいよいよ本格的になり、カモたちの姿を見る機会が増えて来そうである。
湖面に目をやると、ヒドリガモが数羽で固まって、何やらおしゃべりしているような雰囲気。羽をあげて、ディスプレイかな?と思ったが、どうも違うようだ。ヒドリガモのこのような光景を見るのは、初めてであったので、何とも嬉しくなった。ほんのひとときであったが、楽しい時間を過ごすことが出来た。静かな湖畔のひとこまである。
2019/12/ 4 ハジロカイツブリ Black-necked Grebe
静かな静かな沼のほとり。寒さが本格的になって沼のほとりに立つと、体に寒さがじんじんと伝わって来る。前方に目をやると遠方に小さな水鳥の姿。ハジロカイツブリのようである。良く良く見ると1羽、2羽、3羽。さらに奥の方にも2羽ほど見える。
何とかもう少し近くで撮りたいと思い、少し場所を移動する。ほどなく羽ばたきをしてくれた。羽の先が白いのが分かり、なるほどこれが羽白(はじろ)なのかと思う。ハジロカイツブリは、実にゆったりとしていた。
2019/12/ 5 カンムリカイツブリ Great Crested Grebe
静かな沼のほとりでは、ハジロカイツブリの姿をずいぶん見かけて驚いたが、近くには、カンムリカイツブリの姿もあった。カンムリカイツブリは、結構、あちこちで見かけるのだが、いざ、撮影となると、案外難しい。なかなか思うようには、撮らせてくれないのである。
この日も、あまり近くで撮影することは出来なかったが、まずまずの姿を見せてくれた。寒い冬の間、カンムリカイツブリとの出会いの機会は多いことだろう。
2019/12/ 6 コブハクチョウ Mute Swan
HP「九羽の白鳥」の原点となったコブハクチョウ。初めて出会った頃は、それほどたくさんの数のコブハクチョウがいたわけではなかったが、10数年の間にかなりの数になり、今では、時には、嫌われ者になっている。
そのコブハクチョウに久しぶりに出会った。羽を膨らませて泳ぐ姿は、優雅にさえ見える。「白鳥の湖」のモデルになったのもコブハクチョウなのである。親子で並ぶシーンも見ることが出来たが、ほのぼのと心和むものであった。このコブハクチョウが、嫌われることなくゆったり過ごせる方法はないものだろうか。
2019/12/ 7 オオバン Eurasian Coot
静かな沼のほとりでは、オオバンにも出会った。オオバンは、千葉県我孫子市の市の鳥である。ここ数年、全国的にオオバンは、数を増やしているという。私がオオバンを見かけるのは、沼や川などであるが、川の近くにある畑にたくさんのオオバンがいるのを見たことがある。あれは、餌を探しに来ていたのだろうか。
白い額板が特徴で、一際目を引く。黒い羽衣に真っ白な額板。見れば見るほど不思議な形の鳥である。水に浮かぶ姿は、カモのようであるが、バンやクイナと同じくツルの仲間なのだそうである。
2019/12/ 8 モズ Bull-headed Shrike
暑い夏が過ぎ、秋の深まりと共に甲高い声が田んぼに響き渡る。モズの高鳴きである。電線にとまっているモズを何度か見かけたが、今年の秋には、何故かモズとの出会いがほとんどなかった。
そのモズに冷たい風が吹く沼のほとりで出会った。さっと飛んで来て枯れ草のところにとまった。手前の草が揺れてモズの顔にかかり、なかなか思うような撮影は出来なかったが、それでも出会えたことに感謝である。今度は、もう少しゆっくり撮影させて欲しいものである。
2019/12/ 9 沼のほとり
風の冷たい日であったが、沼のほとりを回ってみると色々な出会いがあった。カルガモもそのひとつである。マガモやコガモなどは、遠すぎて写真は難しかったが、カルガモは、かなり近くでその姿を見ることが出来た。いつでも見られるカルガモだが、良く良く見れば、案外、可愛いものである。
土手のところでは、タンポポやホトケノザが微笑み、モンキチョウやシジミチョウの姿も確認出来、ゆったりとした時間を過ごすことが出来たのだった。
2019/12/10 ツルシギ Spotted Redshank
私の鳥見の原点になった沼のほとり。渡りの時期には、隣県の蓮田に足を運ぶことが多いので、近くの蓮の群生地に足を運ぶことはほとんどない。昨年の冬も一昨年の冬も沼のほとりにツルシギが飛来しているので、今季も姿を見せてくれないだろうか。淡い期待で出掛けてみると、いともたやすくツルシギに出会えたのである。
到着と同時に遠くにいるツルシギの姿を確認。そのツルシギが、ぐんぐん近づいて来る。隣県の蓮田で見るツルシギの足は、泥まみれのことが多いのだが、ここで見るツルシギの足は、鮮明な赤で実に綺麗である。この冬、しばらく楽しませてくれることであろう。
2019/12/11 マガン Greater White-fronted Goose
白鳥の郷にマガンが飛来しているという。ただし、早朝でないとなかなか見られないとのこと。私には、ちょっと難しいと諦めていたところ、何とすぐ近くの沼のほとりにマガンが飛来しているという。
とにもかくにもと出掛けてみることにした。現地で、沼の歴史に詳しい方にお会いした。その方のお話では、過去40年の間に3回マガンが飛来しているが、4羽は珍しいとのこと。最初は、枯れた蓮の奥にいて、分りにくかったが、時間が経つにつれ前の方に姿を見せてくれたので、4羽をじっくり観察出来たのである。嬉しい出会いであった。
2019/12/12 ミコアイサ♂ Smew
寒さと共に、沼のほとりに姿を見せてくれる鳥のひとつがミコアイサ。白と黒のツートンカラーでお馴染みのミコアイサ♂との出会いが冬の楽しみである。今まであちこちで何度も出会っているが、初めて出会ったのは、沼のほとりであった。
淡い期待で沼のほとりをぐるっと回ってみると、遠くにミコアイサらしい姿。近づいてくれるのを待ったが、遠くを悠々と泳いでいるばかりである。しばらくすると急に飛び立って遠くに飛び去ってしまった。またの出会いを楽しみにしたいと思う。
2019/12/13 ミコアイサ♀ Smew
通称パンダガモと言われるのがミコアイサの雄である。白と黒で、確かにパンダに少し似ているかもしれない。雌は、また印象が違って、私は、ミコアイサの雌の方が好きである。ミコアイサの雄に出会って程なく、今度は、ミコアイサの雌が3羽で泳いでいる場面を見ることが出来た。
近くには、カイツブリがまるで仲間のように一緒に泳いでいる。何とも微笑ましい光景であった。カワウが飛ぶと、ミコアイサは、驚いたように飛び立った。何とか飛翔シーンを撮ることが出来て嬉しい出会いとなった。
2019/12/14 ウミアイサ Red-breasted Merganser
夏の終わり頃から、晩秋にかけて隣県の蓮田地帯に、しばしば足を運んで来たが、シギチもめっきり少なくなってしまったので、ここのところ近くの沼に足を運んでいる。週に2~3回程度であるが、外の空気に触れただけで体に力が湧いて来るように思う。
当地の記録には、ほとんど見当たらないと言われるウミアイサ。そのウミアイサ雌が沼のほとりに姿を見せてくれた。飛来当初は、カワアイサかもしれない?いや、ウミアイサでは?とちょっとした議論になったようであるが、それほど見る頻度が少ないということになるのだろう。
どうやら、この地が気に入った様子で、何度も潜水を繰り返しながら、相変わらず ゆったり泳いでいる。
2019/12/15 オオバン Eurasian Coot
静かでのどかな沼のほとりを歩くとオナガガモやマガモ、コガモの姿が目に付く。それに加えて目に付くのがオオバンである。オオバンは、我孫子市の市の鳥になっている。我孫子市には、鳥の博物館や山階鳥類研究所などがあり、さらに年1回ジャパン・バード・フェスティバルが開催されるので、全国的に知名度が高いのではないかと思っている。
オオバンが、水上を蹴って走る姿を何度か見たことはあるが、今までタイミングが合わず、なかなか写真に収めることが出来なかった。湖面を見ていると、何やら気配を察し、レンズを向けた先にオオバンがいた。その迫力たるやすさまじい物があり、圧倒されながら、シャッターを押し続けた次第である。
2019/12/16 ツルシギ Spotted Redshank
静かな静かな沼のほとり。ここ数年、足を運ぶことが少なくなっていたが、今季は、何度も足を運んでいる。嬉しかったのは、昨年に引き続き、ツルシギが姿を見せてくれたことである。
昨年は、結構、距離があったが、今季は、かなり近づいて来てくれたので、じっくり観察することが出来た。目の前で、魚を捕るシーンも見せてくれた。隣県の蓮田地帯では、決して見ることがない大きな魚である。飲み込むのにも一苦労といった感じであった。しばらくゆっくり滞在して欲しいものである。
2019/12/17 マガン Greater White-fronted Goose
伊豆沼や蕪栗沼では、決して珍しくないマガンであるが、地元の沼に4羽のマガンが飛来し、楽しませてくれている。塒は、どこか分らないのだが、とても観察しやすい場所に日中、姿を見せてくれるので、何度も足を運んでいる。
この日は、水浴びをするシーンを見ることが出来た。オレンジ色の足だけが見えるのは、一体、どのように水浴びをしているのか、何とも不思議な感じがする。鳥たちにとって水浴びは、大切なことだが、流石にマガンだけあって、豪快な水浴びシーンを見せてくれた。
また様子を見に出掛けてみたいと思う。
2019/12/18 沼のほとりの鳥たち
私の鳥見の原点となった沼のほとり。最初の出会いは、コブハクチョウであった。ツグミもムクドリもヒヨドリも分らなかったあの頃。沼のほとりに足を運べば、ほっと出来る空間が広がっていた。
久しぶりに訪ねた沼のほとりは、相変わらず温かく優しく快く迎え入れてくれた。最近見かけることの少なくなったスズメも群れで姿を見せてくれたし、ヒヨドリもツグミも姿を見せてくれた。
湖面で見ることの多いオオバンが、陸に上がって4羽揃って歩いている姿は、何とも微笑ましい。コサギは、杭にとまり、ユリカモメがゆったりと泳いでいる。沼のほとりでは、静かにゆったりと時間が流れて行く。
2019/12/19 オオワシ Steller's Sea Eagle
北の大地は、憧れの土地であった。野鳥に関心を持つようになって、更にその思いが強くなっていった。流氷の上に佇むオオワシの姿や大空を飛ぶ姿など図鑑やネットで見るにつけ、一度は会いたいものだとの思いが募る。ガイドが案内してくださるツアーがあると知り、冬の北海道へ何度か足を運ぶことになった。
天候次第で流氷が見られないことがあり、船からではなく陸路での探鳥になったとき、オオワシを間近に見ることが出来た。驚くほどの数のオオワシが、木にとまって休んでいる。それは、夢ではなく現実であった。あの日の感動は、今も新鮮である。
2019/12/20 オオマシコ Pallas’s Rosefinch
赤い鳥には、殊更心惹かれる。その中でも特に出会いを楽しみにしているのがオオマシコである。薔薇色というのがふさわしいだろうか。初めて林道で、オオマシコに出会った日のことが懐かしく思い出される。その後、何回かオオマシコに出会っているが、雪の残る高原での出会いは、まぶたに焼き付いて離れない。
真っ白な雪にローズピンクのオオマシコ。とても素敵な組み合わせである。ハギの実が、雪の上にこぼれ落ち、それをオオマシコが美味しそうに啄む。あの日の出会いは、いつまでも心の中から消えることはない。
2019/12/21 イスカ Red Crossbill
まだ雪の残る高原で、イスカに出会った。かすかに声を聞いたように思い、背の高い木を見上げると、何やら動く鳥の気配。何とイスカである。マヒワも近くにいるようだが、なかなか出会う機会のないイスカにレンズを向けることにした。ドイツトウヒの中に入ってしまうと姿が見えなくなる。
どうやらイスカの雄も雌もいるらしい。見上げるような位置なので悪戦苦闘。なかなかこちらに顔を見せてくれないが、何とか撮れたのがこの1枚である。雪の残る高原での懐かしい思い出のひとこまである。
2019/12/22 キレンジャク Bohemian Waxwing
春が近づいて来るとその鳥の飛来を楽しみにしている。その名は、レンジャク。ヒレンジャクが多いのだが、時には、キレンジャクも姿を見せることがある。ヤドリギの実を目当てに姿を見せることが多いようだが、ヤナギや桜の木にも姿を見せることもある。
ヤナギの新芽が美しい時期にキレンジャクが姿を見せたことがある。鈴を振るような可愛い声が聞こえてきて数羽のキレンジャクがヤナギの木にとまった。なかなかすっきりとはいかないが、その出会いに感謝である。
2019/12/23 フクロウ Ural Owl
初めてフクロウを見たのは、神社の境内であった。高い高い木の上で、目を閉じて休んでいた。同じ年に近くの公園で音もなく飛び立った大きな鳥がいたのだが、それがまさかフクロウだったとは!知るまでに時間がかかったが、フクロウと知ってずいぶん驚いたものであった。
新緑の中でフクロウを撮影したいものだと思っていたが、ようやく実現した。自分の考えたいたイメージとは、少々違うが、青葉若葉の時期に出会えたことに感謝である。またいつかフクロウに会いたいものである。
2019/12/24 アカショウビン Ruddy Kingfisher
野鳥に関心を持つようになるまで、アカショウビンという名前すら知らなかった。初めてアカショウビンに出会ったのは、高原のブナの林。♫キョロロロー♫という澄んだ声がブナ林に響き渡ったとき、何と神秘的な声だろうと身が震える思いがしたのを鮮明に覚えている。
アカショウビンには、何度か出会っているが、一番近くでその姿を見ることが出来たのは、この写真を撮ったときのことである。背後から♫キョロロロー♫の声がして、目の前の木にとまった。足は、ガクガク。胸は、ドキドキであった。火の鳥アカショウビンと言われるが、まさにその印象を濃くした出来事であった。
2019/12/25 コアジサシ Little Tern
以前は、その時期になると浜辺で良く見かけたコアジサシ。ここ数年、見る機会がずいぶん少なくなって寂しい限りである。それでも時には、思いがけない出会いがあって、コアジサシの給餌風景を見る機会に恵まれた。
まだ孵化して間もないコアジサシの雛は、おぼつかない足取りで、親の帰りを待つ。その仕草の何と愛らしいことだろう。近くでは、チョウゲンボウが飛んでいる姿を見かけたので、ハラハラしながら、その様子を見守った。この平和がいつまでも続くことを心から願っている。
2019/12/26 カイツブリ Little Grebe
一度は、会いたいと願いながら、なかなかその機会に恵まれなかったカイツブリの親子のシーン。嬉しいことにやっとその機会が巡って来た。カイツブリの雛が、親鳥の背中に乗っている姿が見られると言う。その姿を見るまでは、何とも落ち着かなかったが、父鳥と母鳥の間に可愛い雛の姿が見えたときは、胸の高鳴りを覚えたものである。
ネットでは、何度も見ていたカイツブリの背中に雛を乗せているシーン。実際、自分の目で見たときの高揚感は、何と表現したら良いのだろう。親子の深い絆を感じるほのぼのシーン。また、いつかこのような場面を見たいものである。
2019/12/27 ツバメチドリ Oriental Pratincole
春と秋の渡りの時期に時折、見かけることがあるツバメチドリ。今まで、数回、出会ったことがあるが、ここ数年、出会いの機会が全くなかった。秋の渡りのシギチを探しに出掛けた田園地帯で、思いがけず情報を頂いた。おそらく探すのは、困難であろうと思いつつも付近の田んぼを探してみることにした。
何と、目の前の田んぼに佇む1羽のツバメチドリの姿が目に飛び込んで来たのである。車からの観察なので、ほとんど警戒心がない。良く良く見ると10数羽のツバメチドリがいるらしい。今までツバメチドリに出会ったことは、何回かあるが、これほど近距離で、これほどの数を見たのは初めてである。嬉しく心に残る出会いであった。
2019/12/28 ウズラシギ Sharp-tailed Sandpiper
田んぼに飛来するシギチに関心があり、今まで10数年、その折々に田んぼに足を運んで来た。昨年は、体調を崩し、とても田んぼへ出掛けられる状況ではなかったが、今季は、何とか足を運ぶことが出来た。ここ数年、田んぼに飛来するシギたちの姿の少なさを憂えて来たが、今季は、その思いを払拭するかのようにずいぶん色々な出会いに恵まれた。
忘れられない出会いのひとつがウズラシギである。今季、多いときには、10数羽のウズラシギが群れ飛ぶ姿をご覧になった方もおられる。私が蓮田で出会ったときは、秋晴れの心地よい日であったので、ウズラシギは、元気いっぱい水浴びを繰り返していた。あのときのウズラシギの真剣な顔つきが今でも、まぶたに焼き付いて離れない。
2019/12/29 オシドリ Mandarin Duck
秋の深まりと共に、姿を見せてくれる鳥のひとつがオシドリである。比較的、近くの公園で、オシドリに会う機会があるのは、何とも嬉しいことである。さほど広くない池をオシドリは、ゆったり泳いでいるのだが、人の気配を感じるとパッとにわかに飛び立ってしまう。かなり警戒心が強いようである。
オシドリだけでなく、湖面の色合いも考えて撮影場所を選んで少し待った。木々が入り組んでいて、ちょっと難しい。やっと何とかオシドリが見える位置に姿を見せてくれた。オシドリは、いつ出会っても嬉しいものである。
2019/12/30 エゾフクロウ Ural Owl
北の大地に憧れて、何度か訪れた冬の北海道。一番会いたかったのは、エゾフクロウであった。フクロウとの出会いは、5月の連休の頃というイメージがあるが、エゾフクロウには、冬季に何度か出会っている。
ガイドの方に案内して頂き、洞の中のエゾフクロウを初めて見たときは、ずいぶん胸が高鳴ったものである。本州で見るフクロウより白い印象があり、余計に心惹かれるものがあった。嬉しく心に残る思い出のひとこまである。
2019/12/31 思い出のアルバム
今年も残すところ後わずかとなり、この1年を振り返ってみますと色々なことが思い出されます。昨年秋に体調を崩しましてから、今までのような鳥見をすることが難しくなり、家族に支えられながら何とかこの1年、鳥見を続けることが出来ました。家族には、心から感謝しております。
鳥たちとの出会いのなかで、特に印象深いのは田んぼに飛来する秋の渡りのシギチとの出会いで、この秋は、たくさんのシギチに会うことが出来ました。特に大好きなエリマキシギには何度も出会いましたし、アメリカウズラシギやウズラシギとの出会いも多く深く心に残るものです。また、大好きなオジロトウネンの群れに出会ったことも鮮烈な思い出となっております。
田んぼで出会うシギたちに支えられ、そしてこのHPを訪問してくださる皆様のお力に支えられ、今年も「九羽の白鳥」の更新を何とか続けることが出来ました。心より感謝致しております。来る年もどうぞよろしくお願いいたします。