タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ タゲリ ]

2020/2/8 冬の田んぼのひとこま

今季、何度も田園地帯を回っているが、出会いの機会の多いのが、タゲリである。昨シーズンは、タゲリを見る機会が少なかったように思うので、嬉しい限りである。

広い蓮田にポツンと1羽。それは、大抵、タゲリである。しかし、この日は、10数羽のタゲリが、枯れた稲穂がわずかに残る田んぼに降り立った。手前の草が視界を遮り、何とも見えにくいのだが、1羽のタゲリが水浴びを始めるのが見えた。バシャバシャバシャバシャ。何とも豪快である。続いて2羽、3羽。10数羽のタゲリの半数が、水浴びを始めた。枯れた稲穂が彼らの姿をほとんど隠してしまうのが残念だが、今まで見たことのない光景に心奪われるひとときであった。