広々と広がる早春の蓮田は、殺風景ではあるが、何とも心落ち着く光景で、私は大好きである。レンコンの収穫もほとんど終わり、一層わびしさが漂うが、わずかに春の気配を感じ、また足を運んでいる。その蓮田で1羽のハマシギに出会った。
近くには、タカブシギがいて、2羽がまるで兄弟か親子でもあるかのように仲良く採餌している光景を見ることが出来た。干潟で見ることの多いハマシギだが、蓮田で出会うと印象が違う。まして1羽だけのハマシギは、時に別のシギかと勘違いしてしまうこともある。ともあれ久しぶりの出会いのハマシギに感謝のひとときであった。