タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ビロードキンクロ ]

2020/3/19 海辺のひとこま

今季、海辺では、クロガモの姿をたくさん見かけた。湾内にいるクロガモの雄と雌の大きな群れを見た時は、わが目を疑ったほどである。北海道で初めて見たクロガモは、かなり距離があり、あの哀愁を帯びた鳴き声だけが鮮明に脳裏に刻みつけられているだけである。そして、今季は、ビロードキンクロの若を何個体も見る機会に恵まれた。それもかなり近い距離での出会いであった。

忘れられない光景が、仲間と魚を取り合うシーンである。見ていると微笑ましくて笑みがこぼれるが、当の本人達は、必死であったことだろう。日増しに暖かさを増し、海辺で見られる鳥たちも様子が変わって来ていることだろう。また、ゆっくり訪ねてみたいものである。