タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ハジロカイツブリ ]

2020/3/24 海辺のひとこま

出掛けるまでは、かなりためらいがあった海辺だが、一度出掛けてみると、シギチ・フィールドとは、また違った新鮮な出会いがあり、また足を運んでみることにした。

前回は、間近にビロードキンクロを見たり、クロガモを見たり、感動、また感動の連続であった。しかし、鳥たちの移動の時期になったのだろうか。海辺は、ひっそりとしている。クロガモだけは、遠くに雄と雌の姿が見える。スズガモは、かなり近くまで寄って来てくれるが、他の鳥たちの姿がない。

ぼんやり海を眺めていると、すぐ目の前にカイツブリらしい気配。ハジロカイツブリの夏羽に換羽中の個体である。金色の飾り羽は、未完成だが、冬羽とは違って印象的である。周りを見ても、この1羽しかいない様子である。例年、群れで見られるハジロカイツブリ。また、どこかで出会う機会があるだろうか。楽しみに待ちたいと思う。