春の渡りのシギチを求めての蓮田通いであるが、まだ早いらしい。それでも何か出会いはないかと時折、足を運ぶ。この日は、あまり芳しくはなかったが、田んぼののどかな光景をゆっくり楽しみ、そろそろ引き上げようとしたとき、ツグミと1羽のシギの姿が目に入った。それは、イソシギであった。いつでも、どこでも会えると思われがちなイソシギだが、案外、近頃は、出会いの機会が少ない。
周りには、野の花が咲いていて、良い雰囲気である。タネツケバナ、オオイヌノフグリ、タンポポ、カラスノエンドウなどが咲いている。なかなかこちらが願うような位置には、行ってくれないが、ひとときイソシギとの出会いを楽しむことが出来たのである。