2020/4/1 セイタカシギ Black-winged Stilt
春の渡りには、まだ少々早いかもしれないと思いつつ、やはり気になり、蓮田に足を運んでみた。予想通り、蓮田は、ひっそりしている。それでもコチドリの可愛い声を久しぶりに聞き、姿を見てほっと一安心。ネットが張り巡らされた蓮田では、なかなか鳥たちも寄りつかない。
冬の間からずっと姿を見せているセイタカシギ。一時、姿が見えなくなったが、元気な姿を見ることが出来た。ちょうどタイミング良く飛んで近くに来てくれた。スラリと長身のセイタカシギ。まだしばらく滞在してくれることだろう。
2020/4/2 ハイイロチュウヒ・チュウヒ
四季折々、田んぼは、様々な姿を見せてくれる。シギたちの春の渡りや秋の渡りも温かく迎え入れ、また次の年へとつないでくれる。寒い頃に田んぼに姿を見せるのは、猛禽である。良く見かけるのがノスリ。続いてチュウヒ。ハイイロチュウヒとの出会いの機会は少ない。
この冬、ノスリには、良く出会ったが、ハイイロチュウヒやチュウヒとの出会いは、皆無に等しい。そのような中で、ハイイロチュウヒとチュウヒに出会った。田園地帯を悠々と飛ぶ姿は、何とも頼もしい。もうすぐお別れ。また来季の出会いを楽しみにしている。
2020/4/3 ベニシジミ
風はあるものの、ほんのり暖かくて外の景色を楽しみたい。そう思って自宅を出た。ゆっくりゆっくり歩いてみる。桜の木に飛んで来たのは、シジュウカラ。枝が顔にかかって写真は、諦めた。
少し歩くと菜の花が咲いている一角がある。そこで足をとめ、周りを見渡すと、ベニシジミが止まっている。少し前から、ベニシジミが見られるとの風の便りがあったが、まさに今、ベニシジミが目の前にいる。良く良く見ると何と全部で7~8頭のベニシジミの姿を発見。近くには、スノーフレークもひっそりと咲いていた。
2020/4/4 ミサゴ Osprey
春の渡りのシギチを求めて、まだ時期尚早と思いつつも出掛けてみることにした。いくつかの蓮田を回ってみるが、やはりというか当然と言うか出会いはほとんどない。ひとつの蓮田に差し掛かると水がたっぷり入った蓮田の奥の方に、何やら鳥影がある。背中側しか見えず、一体何者だろう?と思った瞬間、チラリとこちらを振り向いた。何とミサゴである。
慌ててカメラを向けてみると、勢いよく水浴びを始めた。顔がほとんど見えず背中側ばかりだが、そのうち、きっとこちらを向くこともあるだろうとシャッターを押し続けた。何回か、チラリとこちらを向く瞬間があり、ドキドキしながら撮影した。今季、何故か一度もミサゴとの出会いがなかったので、この出会いは、ことさら、嬉しかった。
2020/4/5 イソシギ Common Sandpiper
春の渡りのシギチを求めての蓮田通いであるが、まだ早いらしい。それでも何か出会いはないかと時折、足を運ぶ。この日は、あまり芳しくはなかったが、田んぼののどかな光景をゆっくり楽しみ、そろそろ引き上げようとしたとき、ツグミと1羽のシギの姿が目に入った。それは、イソシギであった。いつでも、どこでも会えると思われがちなイソシギだが、案外、近頃は、出会いの機会が少ない。
周りには、野の花が咲いていて、良い雰囲気である。タネツケバナ、オオイヌノフグリ、タンポポ、カラスノエンドウなどが咲いている。なかなかこちらが願うような位置には、行ってくれないが、ひとときイソシギとの出会いを楽しむことが出来たのである。
2020/4/6 ノスリ Common Buzzard
日々落ち着かない昨今だが、田園風景を見るとホッとして心が安らぐ。田んぼを一回りすれば、ツクシ、ホトケノザ、スズナ、タンポポなど色々な花が出迎えてくれる。
鳥たちとの出会いは少なくても野の花を見るだけで嬉しくなってくる。ほとんど期待はしていなかったのだが、前方の杭のところに鳥影。車でそっと近づいてみるとノスリであった。そろそろ姿が見えなくなる頃かと思っていたのだが、まだゆっくりしているようである。しばらく滞在してくれるだろうか。田んぼは、心が落ち着くところである。
2020/4/7 タヒバリ Buff-bellied Pipit
春の渡りのシギチに会いたくて、時折、田んぼに足を運ぶ。タシギやタカブシギ、コチドリなどは姿をみせてくれるが、こちらが望むようなシギチの姿は、なかなか見つからない。
寒い間、何度も出会いの機会のあったタヒバリが、今も、蓮田や田んぼで時々姿を見せてくれる。この日も、数カ所で見かけたが、写真を撮るには、なかなか難しい。ネット越しであったが、タヒバリが眼に入り、レンズを向けてみた。胸の辺りがほんのり赤くなり始めて、夏の装いに変わりつつあるようだ。
ささやかな出会いだが、嬉しく胸弾む出会いである。
2020/4/8 チュウヒ Eastern Marsh Harrier
春の渡りのシギチに会いたくて何度か蓮田地帯に足を運んでいる。あぜ道に咲くホトケノザ、タンポポ、ヒメオドリコソウなどいつものように優しく微笑みかけてくれるのが、何より嬉しい。
相変わらずシギチとの出会いは、少ないなあと思いながら葦原の一角に差し掛かると、曇り空に猛禽が飛んでいる。普段は、あまりレンズを向けることがないのだが、試みにレンズを向けてみた。チュウヒのようにも見えるしハイイロチュウヒのようにも見える。猛禽類には、疎くて良く分からない。それでも、右に左に移動するチュウヒらしい個体をレンズで追いかけてみた。田園地帯では、何かしら出会いがあり有り難いことである。
2020/4/9 オオハシシギ Long-billed Dowitcher
春の渡りのシギチを期待して蓮田地帯を訪ねてみたが、なかなかシギチに出会うことがない。一番気になっているのが、オオハシシギ。例年越冬していた個体が、春先になると数を増し、多いときには、30羽ほどが、ひとつの蓮田に集まっている姿を見ることが出来たのだが、今季は、どこへ姿を隠してしまったのか、なかなか出会いの機会がなかった。
いくつかのポイントを見て回ると、遠くにクチバシの長いシギの姿が見える。どうやら4羽いるらしい。そのシギが飛ぶ姿を見てオオハシシギだと分かったときの嬉しさは、格別であった。蓮田地帯も日々環境が変わり、シギたちも落ち着かないことだろう。今度は、いつ出会えるのだろうか。
2020/4/10 タカブシギ Wood Sandpiper
個体数が激減していると言われているタカブシギ。幸いなことに私が観察に出掛ける蓮田地帯では、冬の間、タカブシギに出会う機会が度々あった。しかし、春の足音が聞こえ始めると、タカブシギの姿が、急に少なくなってしまったように感じる。移動したのだろうか。
ずっと気になっていたが、ひとつの田んぼに差し掛かるとタカブシギらしい姿が見える。それも比較的近距離での観察が可能で嬉しくなってくる。よくよく見ると10数羽のタカブシギが、熱心に餌取りしたり羽繕いをしたりしている。久しぶりにタカブシギの姿をたくさん見ることが出来、大満足。嬉しくなって蓮田地帯をまた一回りしてその田んぼに戻ってみるともぬけの殻。10数羽のタカブシギは、どこへ移動したのだろうか。鳥との出会いは、一期一会。その折々を大切にしたいと思った次第である。
2020/4/11 ヒバリ Eurasian Skylark
春の田んぼで、良く出会うのがヒバリ。空高く舞い上がり、♫ピーチュルピーチュル♫とさえずる光景をしばしば目にするようになる。野鳥に関心を持つまで、ヒバリの名前は、知っていたが、姿を見たことがなかった。正確には、ヒバリと認識してその姿を見たのは、野鳥に関心を持つようになってからである。
久しぶりに田んぼに足を運んでみると、ヒバリの姿が見えた。春の田んぼには、ヒバリが良く似合っているように思う。囀る姿を見ることは出来なかったが、また田んぼに足を運んでヒバリを探してみたいと思う。
2020/4/12 モズ他
春の日差しが降り注ぐ中、ゆっくりゆっくり田んぼを回ったのは、少し前のことである。世の中の動きとは、全く関係がないようなのんびりゆったりした田園風景。さっと横切って飛んだ鳥は、モズである。田んぼでは、良くモズを見かける。ツグミにも良く出会う。田んぼは、居心地が良いのだろうか。
蓮田のネットの上に姿を見せたのは、ホオジロ。何ともあどけない顔が眼に焼き付いている。また、ゆっくり田んぼを回ってみたいと思う。
2020/4/13 オオジシギ Latham's Snipe
のどかな春の日差しが降り注ぐ中、ゆっくりゆっくり田んぼを回ってみる。鳥との出会いは、少ないのだが、スズメであれヒバリであれ、何かしら出会いがあり心和むひとときを過ごせるのが田んぼである。
この日出会ったのは、タシギとオオジシギ。その田んぼには、緑の草がたくさん生えていて、一見、何もいないように見えたが、何か動く鳥影があり、よく見るとオオジシギであった。それも1羽ではなく、5羽か6羽チラチラ姿が見え隠れしている。後から姿を見せたのは、タシギのようである。このような環境で出会うことは、今までなかったので、嬉しくなってレンズを向けた。
2020/4/14 クサシギ Green Sandpiper
春の渡りのシギチとの出会いを期待して何度か蓮田に足を運んだのだが、なかなか思うような出会いはなかった。そのような中で救世主のように姿を見せてくれるのがクサシギである。寒い間にクサシギに、何度出会ったことだろう。今まで、クサシギにこれほど度々出会ったことはなかったので、何とも嬉しい思い出となった。
今までシギチの姿を一度も見たことがない蓮田であったが、この日、クサシギがタカブシギと一緒に姿を見せてくれた。地味で目立たないシギであるが、クサシギは大好きである。
2020/4/15 キジ Common Pheasant
私が田んぼに足を運ぶのは、心安まる場所であることと、渡りのシギチに会いたいからである。しかし、数年前までのように渡りのシギチに会うことは、なかなかなくて、寂しい思いをすることが多い。
この日も、あちこちの蓮田を見て回り、出会いの少なさにがっかりして帰路についた。帰り途中の田んぼで思いがけず出会ったのがキジであった。春のキジは、美しい。背景が緑のところなら、もっとキジの美しさが映えたのだが、キジの雄と雌に会えてホッとして帰路についたのだった。
2020/4/16 クロサギ Pacific Reef Heron
まだ風が冷たく、厚手のコートを羽織って出掛けた海辺。あれから1ヶ月以上経つのだが、海辺は、相変わらずのどかな光景だろうか。あのとき出会ったクロサギが、目に焼き付いている。
距離はあったのだが、1羽のクロサギが崖のところにいるのを見つけてしばらく様子を見ていた。右に行ったり左に行ったりしていたが、崖の下をのぞき込むようにしている。そして、いったん諦めたようだったが、意を決して飛び降りた。と私は、勝手に解釈したのだが、真相はどうだったのだろう。
2020/4/17 散歩道の植物
緊急事態宣言が出てから、外出を控えているので、気になる田んぼのシギチには、な かなか会えない。散歩は、OKと言うことで久しぶりに近隣を歩いてみることにした。
一番最初に目に飛び込んで来たのは、白い花。ハナミズキだろうか。3本ほどある が、それぞれに咲き加減が色々で良く見れば何とも楽しい。ヤマブキも良く見かけた が、ほとんど終わりに近い感じである。久しぶりにハナズオウも見た。子どもの頃、 良く見ていた花なので、何とも懐かしい。
ゆっくり歩く散歩道。春の植物を愛でながら、また歩いてみたいと思う。
2020/4/18 海辺のひとこま
まだ風がかなり冷たかった早春の海辺。ビロードキンクロやクロガモは、何個体も見ることが出来たが、他には、これといった出会いもなかった。しかし、忘れられないのが、崖のところで出会ったツグミである。田んぼや公園で見かけるツグミと羽の色が違って見えて一瞬、何の鳥?と思ってしまった。
ひょっこり姿を見せてくれたイソヒヨドリ。にゅーっと顔を見せてくれたヒメウも懐かしい。砕ける波とタグボート。灯台の見える風景も良い思い出となった。
2020/4/19 ウグイスカグラ
近隣の散歩で見かける植物は、思いがけないものもあって、じっくり観察して歩けば、結構楽しい。梅林の近くにシャガがたくさん咲き乱れているところがあるのだが、1本のか細い木があって、よく見ると可愛い花をつけている。ウグイスカグラという花なのだが、この名前を知ったのは、1年ほど前のことである。とても愛らしい花で大好きである。
若緑の新芽が美しい季節なので、色々な木々の新芽が気になるが、いざ写真となるとなかなか難しい。多分、アカメガシワと思える葉を撮ってみた。散歩道では、まだまだ色々な出会いがありそうである。
2020/4/20 カワウとオオセグロカモメ
早春の海辺では、湾内にいるたくさんのクロガモに出会った。あれほどたくさんのクロガモを目の前で見たのは、初めてであったので、その光景が目に焼き付いている。そのクロガモを観察しているとき、何かご馳走を見つけて悪戦苦闘しているカワウの姿が目に入った。
長くてどうにもこうにも飲み込みにくそうであった。それを見つけたオオセグロカモメが横取りしようと近づいて来る。カワウは、必死。オオセグロカモメは、余裕で近づいて来る。その光景が見ている私には、何ともユーモラスに見えて楽しかったが、カワウにすれば、かなり真剣であったことだろう。
2020/4/21 タヒバリ Buff-bellied Pipit
田んぼに飛来するシギチに関心を持ち、春の渡り、秋の渡りを特に楽しみにしている。しかし、今年は、何とも厳しい状況で田んぼに出掛ける機会が大幅に少なくなりそうである。まだ春の風が冷たい頃出会ったのがタヒバリ。タヒバリには、蓮田で良く出会う。ヒバリに会う機会よりもタヒバリとの出会いの方が多いかもしれない。
この日出会ったタヒバリは、後ろ姿ながら、何とも面白い格好をしていた。片足をあげて、何やら考え事でもしているかのようにも見えた。シギチには会えなかったが、このような出会いがあると心が和み、また田んぼに足を運んでみたくなる。
2020/4/22 タシギ Common Snipe
冬から春にかけて蓮田地帯で出会いの機会の多かったのは、タシギ。時には、1羽で、時には、30羽近い数のタシギが同じ蓮田に集まっていたこともあり、ずいぶんタシギには、楽しませてもらった。
蓮田や田んぼを徒歩で探鳥するときは、大抵♫ジェッ♫の声と共に飛び立たれてしまい、後ろ姿をチラッと見るだけで終わってしまう。しかし、田園地帯を車で回ると、注意を払って探鳥すれば、その動きをつぶさに観察することが出来る。この日の出会いは、一つの蓮田にたくさんのタシギが集まっていたこともあり、ずいぶん楽しいものとなった。。
2020/4/23 スズメ Eurasian Tree Sparrow
春の日差しがほんのりと暖かく吹く風にも優しさを感じるようになってくると田んぼ回りが一層、楽しくなってくる。今年は、色々制約があり、田んぼに足を運ぶ機会も極端に少なくなっているが、出掛けると姿を見せてくれるのがスズメである。それが一瞬だったり、時には、ゆったりしていたり、その折々にスズメの表情が違う。
そのスズメにレンズを向けてみると、肉眼で見るのとは、また違った発見があり楽しくなってくる。スズメは、いつ出会っても何度出会っても嬉しいものである。
2020/4/24 タカブシギ他
蓮田や田んぼでの出会いは、様々で、渡り途中のシギチだけでなく、公園などで見かけるホオジロやカシラダカにも出会う機会が多々ある。特に出会いの機会の多いのがホオジロで、かなりまとまった数のホオジロが、田んぼに降りたっているシーンを何度も見る機会があった。
シギチでは、タカブシギとの出会いの機会が多く、その出会いを十分楽しむことが出来た。タカブシギは、地味なシギであるが、羽衣の美しさは、眼に心に焼き付いている。
2020/4/25 ヨシガモ他
寒い間は、越冬のシギチに会いたくて何回も蓮田地帯に足を運んだ。数年前に比べれば、越冬しているシギチの数は、かなり数を減らし、寂しい限りであるが、出掛ければそれなりに出会いの機会があり、嬉しくなって、また足を運ぶことになる。
その折、湖畔を通ることがあるが、そこでは、多数のカモ類に会う機会があった。特にヨシガモの美しさは、別格であった。コガモの翼鏡も美しく眼に焼き付いている。トビやアオサギ、タシギにも良く出会った。田んぼは、心落ち着くところである。
2020/4/26 モズ Bull-headed Shrike
この春は、いつまでも寒さが残り、桜も例年より早くから咲き始め、ずいぶん長い間、楽しませてくれたように思う。その桜が葉桜になっても、まだ寒さが残っている。田んぼでは、野の花が、色々咲き始め、優しく微笑みかけてくれる。ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、タンポポ、オオイヌノフグリ、タネツケバナなど少し歩いただけで、ずいぶんたくさんの野の花を見かける。
可愛い野の花を見ていると何やら鳥影。2羽のモズであった。あっという間に飛び立って、少し経つと戻って来る。どうやら餌探しのようである。案外、この近くに営巣しているのかもしれない。そっとそっと見守ることにしよう。いつか雛の姿が見られたらと願っている。
2020/4/27 タシギ Common Snipe
今季、田んぼや蓮田地帯に何度か足を運び、一番出会いの機会が多かったのが、タシギであったと思う。時には、畦の草陰からわずかに嘴が見えるだけのときもあったが、見通しの良い蓮田地帯で、見かけることが一番多かったように思う。
水の入った蓮田では、タシギが全身すっきり見えるので、労少なくして撮影することが出来る。野の草と共に撮影出来たこともあり、その時は、とても嬉しかった。もう少し暖かさを増せば、タシギは、遠くの地に移動することであろう。折々の出会いに感謝である。
2020/4/28 コガモ Teal
♫ピリピリ♫ピリピリと笛の音のような声が聞こえて来る。コガモの声である。水辺には、10数羽のコガモが集まって楽しそうに輪になって踊っているように見えた。
ずいぶん遅いと思ったが、ディスプレイである。故郷に帰る前に、熱心に雌にアピールしているようである。雄が、ピコッと腰をあげる様が、楽しくて微笑ましくて、しばらく見とれてしまった。なかなか愛は成就しないようであるが、雄の熱心なアピールぶりには、思わず笑みがこぼれたのだった。
2020/4/29 カンムリカイツブリ Great Crested Grebe
まだ風が冷たく厚手のジャケットを羽織って出掛けた海辺。今季、実にたくさんのクロガモに出会ったが、同じ海辺で1羽のカンムリカイツブリに出会った。
最初は、熟睡していて、この正体は、誰?と思ってしまったが、ひょいと顔を上げた途端、カンムリカイツブリと分かり、少々がっかりしたり、ホッとしたりであった。ずいぶん色白の印象で、今までずいぶん数多くのカンムリカイツブリに出会った来たが、全く印象の違う個体であった。寒い日の思い出のひとこまである。
2020/4/30 ネコ
野鳥に関心を持つようになって10数年。今まで探鳥に費やした時間は、どれくらいになるだろうか。緊急事態宣言以来、外出を控えるようになり、たまに近隣の散歩に出掛けるが、自宅で過ごす時間がほとんどである。ベランダにわずかな植物があるので、水やりをしようとベランダに出て階下を見下ろすとネコの姿が目に入った。ご近所猫である。
2匹の猫が仲良く並んでいる。その姿があまりにも微笑ましくて、カメラを持ち出してレンズを向けた。ほどなく動きがあり、2匹の猫は動き出して、姿を消してしまった。わずかな時間であったが、癒やされる思いがした。野鳥はもちろんだが、生き物は、心を癒やしてくれる。これからも折に触れて動物たちにもレンズを向けてみたいと思った。