タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ タシギ ]

2020/6/4 田んぼのひとこま(5月の出会いより)

早苗の揺れる田んぼの色合いが、日々、色濃くなっていく。田んぼに吹き渡る風も心地よい。もう1ヶ月程前のことになるが、枯れ草の目立つ田んぼで、見え隠れするジシギの姿を発見。発見と言うとかなりオーバーに聞こえるが、枯れ草の間から、わずかに鳥らしい姿を見かけると大発見でもしたようで、緊張感と喜びが全身に走るのである。

タシギかもしれない。いやいや、もしかしたらオオジシギかも?などとワクワクしながら、その鳥の行動を目とレンズで追う。全体がすっきり見えないところが、もどかしさの中にも楽しみが充ち満ちている。私が、田んぼに足を運ぶのは、このような出会いが待っているからである。