少し早起きして、近くの田んぼを回ってみることにした。朝早くは、ほとんど人に会うこともないし、朝露が下りていて、野の草花も生き生きして見える。鳥との出会いがあれば、さらに嬉しさが増す。 畦のところで、何やら動く鳥陰。暗かったので、最初は、分らなかったがハクセキレイであった。よく見ると嘴で、しっかりと何か昆虫のようなものをくわえている。今、育雛中なのだと、初めて気が付いた。親鳥は、忙しい。待っている子ども達のために、一心に畦で、餌探しをしていたのだった。 少し離れたところには、カルガモが1羽。ゆったりと羽繕いをしている姿があった。朝の田んぼは、気持ちが良い。