タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ サンカノゴイ ]

2020/6/24 沼のほとり

例年、5月の末頃から6月にかけて沼のほとりの田んぼに姿を見せるサンカノゴイ。昨シーズンは、声を聞くことも叶わなかったが、今季は、姿を見せていると言う。一度、出掛けてみたのだが、すでに飛び立った後というタイミングの悪さで出会いが叶わなかった。

再度、出掛けてみると、緑一色の田んぼに時折、ニューッと長い首を伸ばしてサンカノゴイが姿を見せてくれる。しかし、かなり距離があり、じっくり見ないと分らない。しばらくするとトコトコと歩き出し道路を横切って、別の田んぼに移った。今度は、前よりほんのわずかだが近くなった。辺りをしきりに気にしている様子で、すぐ近くにいた方が、「飛ぶかもしれないよ。」と教えてくださった。それからわずかの時間が流れ、その方の言葉通り、サンカノゴイは、飛び立った。沼側に降りたときは、逆光で残念であったが、出会いに感謝である。