タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ オオセッカ ]

2020/7/3 草原のひとこま

♫ジュピジュピジュピ♫ジュピジュピジュピ♫懐かしい声が聞こえて来る。ずっと以前は、川沿いに広がる葦原で、さえずり飛翔するオオセッカの姿を何度も見ていたのだが、ここ数年、個体数が激減し、オオセッカの観察が難しくなって来ていた。

ずっと以前、夏場にホオアカを見たことがある草原を訪ねてみると、あちこちからオオセッカの声が聞こえて来たのである。この場所でも数年前にオオセッカを撮影したことはあったが、これほどオオセッカの声が聞こえて来たという記憶はない。声はすれども姿を探し出すのは、大変と思ったが、さえずり飛翔するので、着地した付近を丁寧に探せば、見つけられるかもしれない。

何度も何度もさえずり飛翔するオオセッカの行方を車の中から観察する。着地地点がつかめたので、レンズを向けてみた。しかし、なにぶんにも遠い。少しカゲロウがたっているようで、なかなか難しかったが、何とか証拠写真は、撮れたようだ。機会があったら、もう一度、出掛けてみたいと思う。