以前、散歩道でジャコウアゲハの幼虫を見かけたが、なかなか出掛けられなかったので、すでに羽化して飛び立ってしまったことだろう。折角の機会を残念なことをした。そう思っていたのだが、何と予想に反して、目の前に羽化して間もないと思われるジャコウアゲハを見た時は、嬉しくもあり、いささか驚いた。あの時、ずいぶんたくさんの幼虫がいたのだが、流石にほとんど飛び立ってしまったようで、1頭だけ、フェンスにとまっていた。
途中には、クチナシの花が咲き、エゴノキの実も揺れていた。ヒマワリは、ほとんどが固い蕾であったが、1輪だけ鮮やかな黄色い花をつけていた。散歩道は、静かで心和む空間が広がっていた。