真夏には、青々として大きな葉を広げていた蓮の葉も、すっかり枯れて蓮田の多くで収穫が進み、見通しが良くなっている。その蓮田で、時折、藻がたくさん浮いているところがあり、一面に藻で埋め尽くされると緑の絨毯が広がったようで実に美しい。
その藻の中から、ぷっかりと浮かぶ上がったのは、カイツブリ。この蓮田で何回か見かけているが、藻の中から姿を見せるとカイツブリとは、別の生き物に見えて楽しくなってくる。今回は、魚らしきものを咥えて浮かび上がって来た。顔に藻がいっぱいついて、その姿が何とも愛おしい。朝日が降り注ぐ中、ひととき楽しむことが出来たのだった。