タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ミヤマガラスとコクマルガラス ]

2020/12/1 田んぼのひとこま

晩秋の色濃い田んぼの光景が見たくて時折、田んぼに足を運ぶ。つい先日まで二番穂の緑がところどころに彩りを添えていた田んぼも、今は淡いベージュ色の世界が広がっている。以前は、スズメやカワラヒワが、わっと飛び立つ姿を見ることが出来たのだが、年々そのような出会いは減って、何とも寂しい限りである。

刈田が広がるところにカラスの群れがいた。一見、ミヤマガラスの集団と思ったが、鳴き声は、明らかにコクマルガラスである。良く良く見ないとコクマルガラスは、見落としてしまう。前方から車が来て、その群れは、飛び去ってしまった。辺りの田んぼを回って、戻ってみると先程のミヤマガラスの集団が戻っている。少々距離があったが、じっくり観察。1羽の淡色型のコクマルガラスの姿を見ることが出来た。

さらに近くの電線にとまっているミヤマガラスを見ていると1羽の淡色型のコクマルガラスが飛んで来て、それを追いかけるように暗色型のコクマルガラス1羽が飛んで来た。ミヤマガラスとコクマルガラスが並ぶと大きさが良く分かり、何とも嬉しい鳥見となったのである。