タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ タカブシギ ]

2020/12/7 蓮田のひとこま

秋の渡りで賑わった蓮田もひっそりしてしまい、あちこち蓮田を回ってみても、なかなかシギチとの出会いは難しい。そのような折に、必ずと言っていいほど姿を見せてくれるのが、タカブシギである。タカブシギは、かなり警戒心が強く、こちらの気配を察してすぐに飛び去ってしまう。ところが不思議なことに、この日の出会いは、こちらの姿が見えているはずなのに飛ばれなかった。ちょうど死角になっていたのだろうか。

その中の1羽が水浴びを披露してくれた。鳥たちにとって水浴びは、大切な行事である。懸命に丁寧に水浴びする姿は、見ていて気持ちが良い。個体数が激減しているというタカブシギを何度も見ることが出来て何とも有難いことである。