タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ セイタカシギ ]

2020/12/11 蓮田のひとこま

越冬するシギチとの出会いを求めて、久しぶりに蓮田地帯に足を運んでみた。以前は、シギチの越冬組の姿が良く見られた蓮田の一角は、様子が変わってしまって、水気がなくカラカラに乾いているので、シギたちの姿を望むべくもない。いくつかの蓮田を見て回ったが、今の時期は、やはり出会いは少ないようである。

いつもは鳥影のない蓮田に差し掛かると、珍しくシギの姿が見える。嬉しいことにセイタカシギである。水をいっぱいたたえた蓮田なので、あの長い脚が全部見えないのが残念であるが、赤くてほっそりした美しい脚が見え、赤い目もきらりと輝き、何とも嬉しい出会いであった。