タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ オオマシコ ]

2020/12/21 思い出のアルバム(3月の出会い)

高原には、まだわずかに雪が残っていた。早春の風が吹き、枯れたハギの実が音もなく揺れる。ハギの実のところに姿を見せたのは、オオマシコ。どうやら雌のようである。雄のオオマシコは、鮮やかな赤色で印象が強いが、シックな色合いの雌も愛らしくて、私は好きである。

小さなハギの実を一心に啄み、時折、体勢を変え、また一心に啄む。なかなか良い位置に姿を見せてくれないのだが、何とかハギの実を啄む姿を見ることが出来て大満足。今度、オオマシコに会えるのは、いつのことだろう。