タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ツルシギ ]

2020/12/22 思い出のアルバム(4月の出会い)

田んぼに飛来するシギチに関心があり、春の渡り、秋の渡りの時期には、足繁く田園地帯、特に蓮田地帯に足を運んで来た。その中で、とびきり思い出が多いのは、ツルシギである。例年、春の彼岸の頃に飛来し、ゴールデンウィーク開けの頃、真っ黒な夏羽になるまで滞在してくれた。換羽の状況が刻々と変わり、その変貌ぶりに目を見張ったものであった。

真っ黒な夏羽を見たのは、数えるほどしかない。その中で、一番、心の奥深くまで入り込んで忘れられないのがこの一枚である。このようなツルシギを見る機会がほとんどなくなってしまい誠に残念であるが、いつかまた出会いが叶う日が来ることを心から願っている。