タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ハイイロチュウヒ ]

2020/12/29 思い出のアルバム(11月の出会い)

暑さを感じる季節には、コジュリンやセッカの声で賑わった草原。秋の深まりと共に、緑色だった草地が、褐色に変わっていく。その色合いは、淡いベージュ色で、目に心に優しくホッとして、いつまでも眺めていたくなる。

草地が褐色に覆われる頃、姿を見せるのが、猛禽類である。チュウヒやハイイロチュウヒ、時には、コミミズクの姿を見かけることもある。チュウヒやハイイロチュウヒは、飛んでいる姿を見る機会は、比較的多いが、地上に降りている姿を見る機会は案外少ない。この日、枯れ草のわずかな隙間からちらっと姿が見えたのが、ハイイロチュウヒであった。ちょっと異国の雰囲気が漂う凜々しい姿であった。